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【資本財セクター伸びる】8月のインベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>の分配金報告

2023年8月26日

こんにちは。かわ吉です。

『インベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>』の7月の分配金報告です。

このファンドの為替ヘッジなしのコースについては2017年以降1万口あたりの分配金が150円を下回ったことはありません。つまり、分配金は安定しているファンドということです。

為替ヘッジありのコースについても分配金は比較的安定しています。

ただ、このファンドはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースと異なり、明確な分配方針はありません。

つまり、ある日突然、分配金が減配されたり無配になるリスクがあると考えています。

だから、このファンドを保有する際は、ファンドの変化をチェックする必要があります。

どのような点に注意すべきかは以下の記事で解説しています。

チェックすべき項目は2点あります。それは、分配金と基準価格です。

ただ、ホルダーの方が毎回チェックするのは面倒ですから、このブログ記事で毎月解説します。

この記事が、このファンドのホルダーやこれからこのファンドへの投資を検討している人のお役に立てれば幸いです。

ではいきましょう。

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8月の分配金実績と基準価格

まずは、8月の分配金実績から確認します。

ちなみに先月(7月の分配金)の分配金実績と基準価格は以下になります。

1万口当たりの分配金は、為替ヘッジあり・なしともに現状維持となりました。

基準価格は、為替ヘッジありが▲419円(▲3.3%)、為替ヘッジなしは▲202円(▲2.2%)となっております。

戦線は膠着状態

7月と比較して投資比率が高まったのは、資本財・一般消費財・ヘルスケア・エネルギー・素材セクターでした。

一方でコミュニケーション・生活必需品・不動産・金融・情報技術の投資比率は下がりました。

7月と8月を比較して投資比率が大きく上昇したセクターは、資本財でした。2か月連続で一番投資比率が伸びています。

資本財セクターは、かわ吉ブログにおいて景気敏感株と定義しています。

これらの株式、景気動向に大きく左右されます。一方で、景気動向よりも金利動向に大きく左右される株式を金利敏感株と定義しています。そして、どちらの影響も受けにくい株式をディフェンシブ株と定義しています。

この3つに分けてポートフォリオを分析するとそのファンドがどのような相場環境で上昇し下落するかイメージしやくなります。

参考:ポートフォリオを以下の3つに分けることで、そのファンドのリスクがざっくりではありますがイメージできます。

①金利敏感株:金利動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いが大きい

②景気敏感株:景気動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いは大きい

③ディフェンシブ株:金利動向や景気動向に左右されにくい銘柄で比較的リスク度合いが小さい

ちなみにインベスコ世界厳選株オープンのポートフォリオをこの3つに分類した結果がこちらになります。

景気敏感株の比率が高いファンドなので景気動向に大きく左右される可能性が高いことが予想されます。

ちなみに先月はこちらになります。

ほぼ現状維持です。戦線に大きな変化はありません。

引き続き、景気敏感株の比率が高いポートフォリオをなっております。

運用概況と今後のファンド見通し(2023年7月31日)

以下はこのファンドを運用しているインベスコアセットマネジメントの見解です。

■運用状況

堅調な業績を背景に株価が上昇したフランスのガラス容器メーカーVERALLIAや、ノルウェーのAKER BPがプラスに寄与しました。一方、無線通信インフラを提供する米国の不動産投資信託AMERICAN TOWERは、金利上昇への懸念により不動産セクターを中心に軟調に推移したことから株価は下落、マイナスに寄与しました。また、米国の損害保険会社PROGRESSIVEも収益性への懸念が高まったことなどから、株価は下落、マイナスに寄与しました。

7月は、バリュエーションが魅力的となった米国の損害保険会社PROGRESSIVEなどを追加で購入しました。一方、米国の銀行JPMORGAN CHASEを株価が上昇したことから、より魅力的な投資機会に資金を移すため、全売却しました。

◆今後の見通し

今後も、金利・インフレ動向、各中央銀行の金融政策、地政学リスクの台頭等を背景に金融市場の変動性が高まる可能性があります。米連邦準備制度理事会(FRB)をはじめとする各国の中央銀行による利上げの継続により、インフレは徐々に抑制され、2023年を通じて、金利は将来のインフレ低下を見込んで推移していくと見込んでいます。今までの大幅な利上げ、個人貯蓄の減少、銀行の貸出基準の厳格化などが、時間差で経済成長に影響を与える可能性があると考えており、株式市場は変動の激しい展開になると考えています。

本年に入り、インフレ圧力の継続、各国での政策金利の利上げ、長期化するウクライナ紛争、金融システムへの懸念などを背景に、世界の主要株式市場の不透明感が高い状況が続いています。しかしながら、株式市場はかかる悪材料を織り込みながら、中長期的には上昇に転じると見ております。

当ファンドでは、経営陣の質、ビジネスの構造的優位性、財務健全性などの観点で魅力的な個別企業に注目しています。セクター配分はあくまで個別銘柄選択の結果ですが、主に金融、資本財・サービスをオーバーウエイト、主に情報技術、一般消費財・サービスをアンダーウエイトとしています。

今後も従来通りのボトムアップ・アプローチにより、キャッシュフロー創出力や配当成長率が高く、堅固な財務力を持ち、長期的視点から見たバリュエーションが魅力的な企業へ投資していきます。

引き続き継続保有でOK

現状では、基準価格も安定に推移しており分配金の水準をチェックすると先月と大きな変化は無さそうです。とりあえず継続保有でインカムを狙いたいところでね。

ただ注意点しては、ポートフォリオに占める景気敏感株の比率は約60%なので、本格的な景気後退になった場合は基準価格や分配金が大きく変動するリスクがあります。

とはいえ、長期間安定した分配金実績があるのはこのファンドくらいしかありませんから、安定したインカムを狙いたい投資家にとっては最適なファンドの1つになることは間違いないと思います。

ただし、このファンドの信託報酬は約1.9%と高めになっています。これが原因で投資を見送っている人もいるかもしれません。

この問題は簡単に解決できます。それは、このファンドを松井証券で保有することです。なぜなら、松井証券には、証券会社が受け取る信託報酬のうち0.3%を超える部分を投資家に還元する『投信毎月現金還元サービス』があるからです。

たとえば、インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)を松井証券で1,000万円保有した際の還元分は以下になります。

基準価格の変動によって還元分は若干前後しますが、年間50,000円の還元は狙えるかもしれません。もちろん、この還元分とは別に、分配金も全額受け取れます。

コストの高いファンドを長期で保有するなら、圧倒的に松井証券がお得です。是非検討してみてください。

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以上、お役に立てれば嬉しいです。

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