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【異常なし】10月のインベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>の分配金報告

2023年10月26日

こんにちは。かわ吉です。

『インベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>』の10月の分配金報告です。

このファンドの為替ヘッジなしのコースについては2017年以降1万口あたりの分配金が150円を下回ったことはありません。つまり、分配金は安定しているファンドということです。

為替ヘッジありのコースについても分配金は比較的安定しています。

ただ、このファンドはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースと異なり、明確な分配方針はありません。

つまり、ある日突然、分配金が減配されたり無配になるリスクがあると考えています。

だから、このファンドを保有する際は、ファンドの変化をチェックする必要があります。

どのような点に注意すべきかは以下の記事で解説しています。

チェックすべき項目は2点あります。それは、分配金と基準価格です。

ただ、ホルダーの方が毎回チェックするのは面倒ですから、このブログ記事で毎月解説します。

この記事が、このファンドのホルダーやこれからこのファンドへの投資を検討している人のお役に立てれば幸いです。

ではいきましょう。

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10月の分配金実績と基準価格

まずは10月の分配金実績から確認します。

ちなみに先月の分配金実績と基準価格は以下になります。

1万口あたりの分配金は、為替ヘッジあり・なしともに現状維持となりました。

基準価格は、為替ヘッジありが▲467円(▲3.9%)、為替ヘッジなしが▲412円(▲4.6%)となっております。

両コース、2カ月連続での下落となりました。

現状大きな変化なし

8月と比較して投資比率が高まったのは、ヘルスケア、一般消費財、金融、情報技術、コミュニケーションサービス、エネルギーセクターとなりました。

一方で、資本財、不動産、素材、生活必需品セクターの投資比率は下がりました。

当ファンドのポートフォリオとしては、金融・情報技術・資本財の3本柱で構成されていることには変わりありません。

これらのセクターは、リスクが比較的高くなる傾向があります。

当ブログは情報技術は金利動向に大きく左右される金利敏感株、金融・資本財は景気動向に大きく左右される景気敏感株と定義しています。さらにこれらの2種類に加えて、金利動向と景気動向いずれにも大きく反応しにくいディフェンシブ株があると考えています。

この3つに分けてポートフォリオを分析するとそのファンドがどのような相場環境で上昇し下落するかイメージしやくなります。

参考:ポートフォリオを以下の3つに分けることで、そのファンドのリスクがざっくりではありますがイメージできます。

①金利敏感株:金利動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いが大きい

②景気敏感株:景気動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いは大きい

③ディフェンシブ株:金利動向や景気動向に左右されにくい銘柄で比較的リスク度合いが小さい

ちなみにインベスコ世界厳選株オープンのポートフォリオをこの3つに分類した結果がこちらになります。

リスク度合いが高い傾向がある金利敏感株と景気敏感株がポートフォリオの約60%を占めています。中でも景気敏感株の比率が高いので、景気後退局面には変動幅が大きくなる可能性があります。

ホルダーの方はそのようなことも頭の片隅に置きながら投資したいところです。

運用概況と今後のファンド見通し(2023年9月29日)

以下はこのファンドを運用しているインベスコアセットマネジメントの見解です。

■運用状況

安定した事業性が評価された米国の大手ヘルスケア企業UNITEDHEALTH GROUPや、堅調な業績が好感され、株価が上昇した米国の損害保険会社PROGRESSIVEがプラスに寄与しました。一方、数か月に渡る株価上昇が一服したフランスのガラス容器メーカーVERALLIAや、競合他社の買収を巡り株価が下落したデンマークの飲料メーカーROYAL UNIBREWが、マイナスに寄与しました。9月は、バリュエーションが魅力的となった英国の情報サービス企業RELXなどを追加で購入しました。一方、英国の投資会社3i GROUPや日本の飲料メーカーのアサヒグループホールディングスを、株価が上昇したことから、一部利益確定売りをしました。

■今後の見通し

今後も、金利・インフレ動向、各中央銀行の金融政策、地政学リスクの台頭等を背景に金融市場の変動性が高まる可能性があります。米連邦準備制度理事会(FRB)をはじめとする各国の中央銀行による利上げの継続により、インフレは徐々に抑制され、2023年を通じて低下していくと見込んでいますが、今後もインフレや金利見通しについては不透明な状況が続くと考えています。これまでの大幅な利上げ、個人貯蓄の減少、銀行の貸出基準の厳格化などが、時間差で経済成長に影響を与える可能性があると考えており、株式市場は変動の激しい展開になると考えています。

本年に入り、インフレ圧力の継続、各国での政策金利の利上げ、長期化するウクライナ紛争、金融システムへの懸念などを背景に、世界の主要株式市場の不透明感が高い状況が続いています。しかしながら、株式市場はかかる悪材料を織り込みながら、中長期的には上昇に転じると見ております。

当ファンドでは、経営陣の質、ビジネスの構造的優位性、財務健全性などの観点で魅力的な個別企業に注目しています。セクター配分はあくまで個別銘柄選択の結果ですが、主に金融、資本財・サービスをオーバーウエイト、主に情報技術、一般消費財・サービスをアンダーウェイトとしています。

今後も従来通りのボトムアップ・アプローチにより、キャッシュフロー創出力や配当成長率が高く、堅固な財務力を持ち、長期的視点から見たバリュエーションが魅力的な企業に投資していきます。

引き続き継続保有でOK

現状では、基準価格も安定に推移しており分配金の水準をチェックすると先月と大きな変化は無さそうです。とりあえず継続保有でインカムを狙いたいところでね。

ただ注意点しては、ポートフォリオに占める景気敏感株の比率は約60%なので、本格的な景気後退になった場合は基準価格や分配金が大きく変動するリスクがあります。

とはいえ、長期間安定した分配金実績があるのはこのファンドくらいしかありませんから、安定したインカムを狙いたい投資家にとっては最適なファンドの1つになることは間違いないと思います。

このファンドは長期で安定したインカムを狙える可能性が高いファンドの1つですが、高い運用管理コストは利益を圧迫します。

だから運用管理コストは低いに越したことはありません。ただ、運用管理コストはファンドごとに決められているので投資家が自由に決めることはできません。ただ、このファンドを保有する証券会社を工夫することで、高いコストの一部の還元を受けることができます。

その証券会社とは松井証券です。なぜなら松井証券には、『最大1%貯まる投信残高ポイントサービス』があるからです。

このサービスは、松井証券で投資信託を保有するだけ、最大残高の1%のポイント還元を受けることができます。

たとえば、世界のベスト<為替ヘッジなし>(毎月決算型)を松井証券で保有すると、年間0.8%のポイント還元を受けることができます。これにより、実質1%程度の運用管理コストで世界のベスト<為替ヘッジなし>(毎月決算型)を保有することができます。

さらに還元率は下がりますが、運用管理コストがバリ安のインデックスファンドもポイント還元の対象なので、投資信託を運用するなら松井証券を絶対に活用すべきです。使わない意味が分かりません。

是非、活用を検討してみてください。

運用管理コストを下げることも大切ですが、固定費を抑えることも同じくらい大切です。

ただ、全てを節約すると幸福度が下がります。食費や娯楽費がその最たる例です。だから、節約するなら、幸福度が下がらない固定費を見直すべきです。具体的にいうとそれは住宅ローンです。

住宅ローンの金利を見直すだけでトータルで200万円以上返済額を抑えることができます。検討しない手はありません。ただ住宅ローンの借換は非常に手間がかかります。

しかし、あるサービスを活用すれば住宅ローン借り換えに掛かる手間を半分以下にしてくれます。詳細は以下の記事にまとめています。



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