こんばんは。かわ吉です。
金融庁が公表した老後2000万円問題の影響で、若い方も、老後の不安を覚え、老後資金の対策で、資産運用を始めたいと考えている方も多いと思います。
しかし、資産運用は、学校で習うことはありません。つまり、これまで学校で学んだだけでは、資産運用はできません。自分自身で勉強しながら行っていくしかありません。
そして資産運用を調べていくと、株式や債券、外貨定期など様々な投資商品が出てきます。
その中でも、資産運用の初心者の方に、是非ともおススメしたいのが、「投資信託」です!!
初心者の方でも、しっかり分散投資ができるとても便利な商品です。
非常に便利で役立つ投資信託ですが、難点があります。
それは、どれを買っていいか分からないということです。
なぜなら、国内の投資信託は、おおよそ6000種類あります。種類も、自動運転や5G関連銘柄に特化したテーマ型投信や、株式や債券がミックスされたバランス型の投信、レバレッジを効かしたハイリスクハイリターンのレバレッジ型投信などどれを選んで良いか分からないと思います。
そこで、今回は、投資信託選びで失敗しない、投資信託の選び方と、おすすめ投資信託をご紹介します。
ちなみに私は、20代の現役銀行マンで、資産運用などのアドバイザー業務を5年間行っております。個人でも資産運用をしており現在の運用資産は約500万円、営業でも結果を残し、社内表彰も受けております。
絶対チェック!!投資信託を選ぶ3つのポイント
1.手数料
投資信託には、手数料がかかります。購入時にかかる購入手数料、投資信託を保有されている間にかかる信託報酬、解約時にかかる信託財産留保額の3つです。
購入手数料は、高いもので3%(税別)かかります。単純に100万円の投資信託を購入すると、買った瞬間3万円の手数料が引かれ、元金は97万円からスタートします。3%ビハインドで資産運用を開始します。つまり3%相場が上昇してやっとプラスになります。3%って結構大きいですよ。。。生活費で例えると、新婚夫婦がラブラブ生活を始める際にかかる家電や家具などの購入費用といったところでしょうか。この購入時手数料は、いうまでもないですが、安い方が良いです。楽天証券やSBI証券であれば大半の投資信託は、購入手数料なしで買い付けすることが可能です。
信託報酬は、投資信託を保有している間にかかる手数料です。これは高い投資信託で2%/年くらいあります。購入手数料は一回ぽっきりですが、信託報酬は、毎年かかります。例えば100万円分の投資信託を保有し、その投資信託の信託報酬を2%とすると毎年2万円(相場が変動していないと仮定する)かかります。生活費で例えると、家賃や光熱費などの固定費といったところでしょうか。いうまでもないですが、信託報酬も基本的には、安いにこしたことはないです。信託報酬が高いからと言って、必ずしもパフォーマンスが良いとは限りません。
信託財産留保額は、投資信託の売却時にかかる費用です。これは、かかる投資信託とかからない投資信託がありますが、おおよそかかる投資信託で0.5%程度ですね。生活費で例えると、使わなくなった車や家電などのリサイクル料金といったところでしょうか。購入手数料や信託報酬と比較すると安いですが、これもかからない方が無難でしょう。
2.パフォーマンス
いくら手数料が安くても、運用がうまくいっていない投資信託を保有する意味はないです。では、具体的にどこを見れば良いのでしょうか??
主に、私がチェックするのはトータルリターンと標準偏差(リスク)です。
トータルリターンとは、一定期間内に投資商品への投資から得られる総合収益を指します。この数字は、できるもちろん高い方が良いです。ただ、短期的にパフォーマンスが良いだけの可能性もありますので、トータルリターンをチェックするときは、1年単位ではなく10年単位などの長期でもチェックしてみましょう。
標準偏差(リスク)とは、平均値に対して上下にどれだけブレる可能性があるかを示す統計的数値です。一般的には、リスクは少ないほど安定的な運用と言われています。
このふたつを簡単に調べるには、モーニングスターが便利です。
モーニングスター株式会社とは、投資信託の格付け評価を中心として、アナリスト等による世界規模の金融・経済情報を提供を機関投資家および個人投資家向けに手掛ける企業です。
3.純資産総額
投資信託の純資産とは、ファンドの大きさです。その投資信託に、どのくらいのお金が集まっているかということです。
投資信託は、お金が集まらないと運用ができません。どのくらいのお金が集まっていれば良いかというと、おおよそ30億円が目安と言われています。
純資産総額が少ないと、繰上償還になる可能性があります。
繰上償還とは、当初予定していた期限(償還日)を待たずに償還することや、信託期限が無期限になっている投資信託が運用を終了することです。
繰上償還が決まると、保有し続けたくても、それができなくなります。
そのようなリスクを回避するためにも、ある程度のお金が集まっている投資信託を選びましょう!!
おすすめ投資信託
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
この投資信託は有名ですね。投資対象は、全世界の株式です。世界経済の成長の恩恵を授かるにはもってこいの投資信託でしょう。
・手数料
購入時手数料:なし
信託報酬:0.1144%
信託財産留保額:なし
・パフォーマンス
投資信託の歴史は浅いですが、ベンチマークは、TOPIXやMSCIコクサイインデックスなどの歴史ある指数であるため、パフォーマンスには問題ないでしょう。
・純資産
460.3億円 (2020年9月10日現在)
お金も十分集まっているので問題ないでしょう。
積立NISAでの買付も増えており、純資産も右肩上がりです。
安心して買える投資信託の一つですね。
まとめ
今回、紹介した投資信託以外にもたくさん良い投資信託はあります。
手数料や、パフォーマンス、純資産総額などに注意しながら、自分に合った投資信託を見つけてみてください!!
ではまた!!