こんばんは。かわ吉です。
投資を始めるときに、絶対に避けては通れないワードがあります。
それは、株式と債券です。
大半の方は、株式会社に勤めていますが、『株式』の意味を聞かれると、うまく答えられない方が、多いと思います。
債券については、ほとんどの方が、うまく説明することができないと思います。
しかし、投資をする際に、この二つを避けて通ることはできません。
この二つをしっかり理解しないと、投資はうまくいかないと私は、考えています。
しかし、株式と債券の特徴をしっかり理解することで、相場の急変の際など、相場に振り回されない強い意思を持つことができます。
そこで、本日は、株式と債券の違いと、それぞれの使い方をまとめてみました。
このブログは、「これから投資を始めようと考えている方」、「投資をすでに始めているけど、株式や債券について詳しくは分からない方」のお役に立てる内容となっております。
ちなみに、私は、地方の国立大学を卒業後、地方銀行へ就職した20代の現役銀行員です。資産運用のアドバイザー業務を5年経験しており、これまで400人以上のお客さまのコンサルティングをおこなってきました。
これで完璧!!株式と債券の違い
株式と債券の共通点は、どちらも資金調達の方法であるということです。
資金調達というと、難しく聞こえるかもしれませんが、要は、お金を集めるということです。
簡単にいうと、
株式で集めたお金は返す必要のない、もらったお金です。
債券で集めたお金は返す必要がある、借りたお金です。
それぞれ詳しく説明していきます。
・株式
投資家(株を買う人)と株式会社(株を発行する側、資金調達する側)の関係は、図にすると以下のようになります。
例えば、あなた(投資家)が『株式会社かわ吉』の株式を1000万円分購入するとします。
『株式会社かわ吉』は、あなたから投資してもらったお金を使って事業をします。
このお金は、あなた(投資家)に返さなくて良いお金で、自由に使うことができます。
あなた(投資家)は、1000万円の価値がある『株式会社かわ吉』の株券を手にします。(現在、株券は電子化されており現物はありません)そして、配当金や株主優待を受けとる権利もゲットします。
その後、『株式会社かわ吉』は、あなたから投資してもらったお金を使い事業をし、1000万円を2000万円にすると、難しい話を考慮しなければ、あなたの保有している株式の価値は、2000万円になります。このタイミングで、株式を誰かに売れば、税金等を考慮しなければ、1000万円儲かります。
『株式会社かわ吉』が、事業を頑張れば頑張るほど、株価は上がり、あなたの資産は増えていきます。
しかし、もし『株式会社かわ吉』が、あなたから投資してもらったお金を使い、事業に失敗し、1000万円を500万円に減らした場合、あなたの資産も500万円減ることになります。
ましてや『株式会社かわ吉』が、潰れれば、あなたが保有している株式の価値は、基本的には0になります。
つまり、株式は、会社が成長し続ければ、株価は青天井になりますが、会社が衰退すれば、株価は下がり、あなたの資産は減ってしまいます。
業績と業績がシビアに連動するのが株式の特徴です。
・債券
投資家(債券を買う人)と株式会社(債券を発行し、お金を調達する側)の関係は、以下のようになります。
例えば、あなた(投資家)が『株式会社かわ吉』の債券を1000万円分購入するとします。
『株式会社かわ吉』は、その1000万円を使って事業をします。
このお金は、あなた(投資家)に利息をつけて返さないといけないお金です。
あなた(投資家)は、1000万円の債券を手に入れ、利息を得ることができます。さらに、満期(お金をかえしてもらう期限)になれば、1000万円を返してもらう権利があります。
つまり、あなた(投資家)は、『株式会社かわ吉』が、潰れない限り、1000万円と利息はしっかり返ってきます。潰れなければ、業績が少々悪くなっても、1000万円と利息はしっかりかえってきます。
しかし、裏を返せば、債券として集めたお金を『株式会社かわ吉』が、2倍、3倍に増やしても、債券のリターンは、1000万円と利息だけです。
業績との連動が、株式と比較しても小さいのがメリットだが、期待できるリターンは、限定的(元金と利息のみ)というのが、デメリットですね。
株式と債券の差は、リスクの大きさです。
変動の幅(リスク)は、グラフで見ると一目瞭然です。
株式と債券は、どうやって使えばよい??
株式と債券の違いが、ある程度分かったところで、みなさまはどちらに投資したいですか??
リターンが青天井の株式??
リターンは、限定的だけど、リスクが低い債券??
正直、正解はないと私は思います。
なぜなら、状況によって、どちらが有利か変化するからです。
例えば、景気がめちゃくちゃ良いときは、株式と債券、どちらに投資しますか??
景気が良い時は、モノやサービスが良く売れるので、企業は儲かり株価は、上がります。そのようなときに、リターンが限定的な債券ばかり保有していると、自分の投資が馬鹿らしく思えてきます。景気が良い時は、株式に投資した方が、圧倒的に有利です。つまり、好景気のときは、株価が上がり、債券は下がります。
逆に、景気が悪いときはどうでしょう??景気が悪いと、モノやサービスが売れにくいので、企業は儲からず、株価は上がりません。このような状況で株式だけ保有していると、資産はどんどん減っていきます。であれば、リターンは限定的だが、元本と利息がしっかり返ってくる債券を買っていた方が良いですね。つまり、不景気のときは、株価が下がり、債券は上がります。
つまり、株式と債券は逆の動きをする傾向があります。
逆の動きをする資産の組み合わせは、相性が良いです。
なぜかというと、動きの違う資産を組み合わせることで、リスクがコントロールしやすくなるからです。
図のように、青と赤の動きの異なる資産を半分づつ保有すると、緑の線になります。
動きが、青単独、赤単独と比較すると小さくて安定していますよね。
動きが大きいと、相場の動きに翻弄されやすく、安心して保有することが難しくなります。
逆に、動きが小さければ、相場に一喜一憂せずに、安心して投資ができると思います。
今回は、株式と債券を半分ずつ入れたポートフォリオですが、比率を変えることで、あなた好みのポートフォリオを作ることも可能です。
リスクが取れる方は、株式を多めにし、大きなリスクを取りたくない方は、債券多めでよいと思います。
あなたが、安心して持てるポートフォリオを探してみてください。
いまいち、自分に合ったポートフォリオが分からない人へ
『株式と、債券の比率なんて分かんない!!』という方は、ラップサービスをおすすめします。
これは、あらかじめ、あなたが期待するリターンに合わせて、株式や債券などの資産比率を自動で決めてくれて勝手に運用してくれます。
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