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【どちらを買うべき?】netWIN GSテクノロジー株式ファンド(Bコース)VS AB米国成長株投信(Bコース) 

2021年9月4日

こんにちは。かわ吉です。

以前にnetWIN GSテクノロジー株式ファンド(Bコース)をご紹介しました。

そして、投資妙味があるのかどうかという点では結論として『ない!!』と以下の記事で解説しました。

でも、私の好きなファンドの1つである『AB米国成長株投信』としっかり比較すると意外と悪くないファンドであることに気づきました。

そこで今回は、『netWIN GSテクノロジー株式ファンド(Bコース)』と『アライアンスバーンスタイン米国成長株投信(Bコース)』を比較してみます。リスク許容度は考慮せず、商品性としてどちらが有利か結論を出してみましょう!!

ではよろしくお願いします。

①運用管理コスト

運用する際に、運用管理コストは無視できません。

この2つのファンドの運用管理コストを比較すると以下になります。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

運用管理コストは、『AB米国成長株投信(Bコース)』の勝利です。その差は0.363%です。

仮に1,000万円を運用した場合の運用管理コストの差は、36,300円です。この金額だけを見れば、『そこまで大差はない?!』と感じた人もいるかもしれません。ただ運用期間が5年、10年と伸びていくとこの差はバカにできなくなってきます。

短期勝負であればそこまで意識する必要はないかもしれませんが、長期保有の場合はしっかりコストにはこだわりたいところですね。

結論として運用管理コストは、『AB米国成長株投信(Bコース)』の勝利です。

②パフォーマンス

コストは安いに越したことはありませんが、それはパフォーマンスがしっかり出ていることが前提での話です。コストが安くてもパフォーマンスが悪ければ本末転倒ですのでしっかり吟味していきましょう。

設定日としては、『netWIN GSテクノロジー株式ファンド(Bコース)』が1999年ですから『AB米国成長株投信(Bコース)』の設定年である2006年より運用期間は7年長いです。

なのでパフォーマンスの比較については、2006年以降で比較してみようと思います。

出所:楽天証券

チャートで見ると『netWIN GSテクノロジー株式ファンド(Bコース)』の方が良いのが分かります。これを具体的な数字として比較してみると以下のようになります。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

これは『netWIN GSテクノロジー株式ファンド(Bコース)』の圧勝です。約15年で253.45%の差が生まれています。

運用管理コストは、年間0.363%でしたからこの約15年間の差は5.445%です。

短絡的な計算ですが、約15年で5.445%だけ高いコストを払うことで+253.45%も多くリターンを得れたことになりますから運用管理コストの差は、パフォーマンスで十分挽回できたことになります。

とりあえずパフォーマンスだけで見たとしても『netWIN GSテクノロジー株式ファンド(Bコース)』の圧勝で

③分配金

これらのファンドは年2回分配金が支払われるタイミングがあります。分配金狙いでこれらのファンドを購入する人は多くないと思いますが、分配金は受け取れたら受けとれたで嬉しいものですからここも敢えて比較していきましょう。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

2006年5月以降の分配金も『netWIN GSテクノロジー株式ファンド(Bコース)』の圧勝です。あれだけパフォーマンスの差が大きければ、分配金を支払う原資もその分多いですから当然の結果かもしれませんね。

まとめ

『運用管理コスト・パフォーマンス・分配金』の3つのポイントで比較すると、運用管理コスト以外は『netWIN GSテクノロジー株式ファンド(Bコース)』の圧勝でした。

このファンドはコストこそ高いですが、それをカバーできるパフォーマンスと多めの分配金で投資家を満足させてくれます。

単純な比較であれば『netWIN GSテクノロジー株式ファンド(Bコース)』に分がありそうです。

ではまた

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