AB米国成長株投信 予想分配金提示型

【変化に食らいつけ!!】2月の予想分配金提示型ファンドの分配金実績まとめ

2022年3月4日

こんにちは。かわ吉です。

2月も1月に続き相場が大きく荒れましたね。FRBの金融政策の行方だけではなく、ロシアがウクライナを攻撃するといった悲しいイベントも発生してしまいました。

ただそのイベントの影響で2月下旬は相場の動きが変わりました。戦争が起こることで景気が悪くなる可能性が高くなったことで、FRBの金融政策の利上げ幅や回数などにも影響を与えるかもしれませんね。

もしかしたら相場の潮目が変わる可能性がありますかね??

その可能性はあります!!それは投資信託の基準価格に現れますから、そのチャンスを逃さないためにそれぞれのファンドの動きをチェックすることは大切だと思います。

ただそれを調べるのってシンプルに面倒です。。。

そう仰られると思いました(笑)それもあり、先月から予想分配金提示型ファンドの分配金実績のまとめ記事を始めました。

現在は試行錯誤でやっていますので、比較するファンドはいろいろ考えながらやっています。1月は代表的なファンドに加えバランス型の予想分配金提示型ファンドを比較対象にしましたが、今回は外します。その理由は以下になります。

バランス型の予想分配金提示型ファンドは毎月決算ではないのでシンプルに比較が難しい

予想分配金提示型ファンドのホルダーは、多くのインカムを狙うことを目的としている人が多いので、バランス型ファンドのニーズがそこまでない

多くの分配金を狙えるファンドを紹介する方が読者にとっても役立つはず

前回の反省も考慮して、なおかつFRBの金融政策の行方次第で相場の流れが変わる可能性があるので、情報技術などの金利敏感株の比率が多いファンドを中心にチェックしながら、動きを比較するためにディフェンシブセクターが多いファンドも併せて比較してみようと思います。

今回比較するファンドは以下になります。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコース:王者

アライアンスバーンスタイン新興国成長株投信:新興国株型

グローバルAIファンド(予想分配金提示型):グロース中心

ベイリーギフォード長期成長株ファンド(予想分配金提示型):世界株型

モルガンスタンレーグローバルプレミアム株式オープン:ディフェンシブ型

この記事を読んでいただくと以下のメリットがあります。

2月の代表的な予想分配金提示型ファンドのパフォーマンスと分配金実績が分かる

1月と比較することでファンドの潮目が変わっているか分かる

インカムを狙うツールとして新たな選択肢が見つかるかもしれない

この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。

ではいきましょう。

①2月の分配金実績をチェック

まずは比較した結果から見ていきましょう。

出所:楽天証券のデータと三菱UFJ国際投信のデータを元にかわ吉作成

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコースとモルガンスタンレーグローバルプレミアム株式オープンが100円で、グローバルAIファンド(予想分配金提示型)は50円でした。残りの2つは残念ながら分配金は0でした。

どのファンドも1か月前と比較すると、基準価格が大きく下落したこともあり分配金はギリギリ出ているような印象を受けます。

モルガンスタンレーグローバルプレミアム株式オープンは、良くも悪くも分配金が安定していますね。パンチ力はないけど細く長く投資したいならこのファンドを選んでみるのもありですね。

ちなみに2月のそれぞれのファンドの基準価格の動きは以下になります。

出所:楽天証券

ここ数日は、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信やグローバルAIファンドは大きく反発していますが、モルガンスタンレーグローバルプレミアム株式オープンは良くも悪くも動きがマイルドですね。アライアンスバーンスタイン新興国成長株投信とベイリーギフォード世界長期成長株ファンドはその流れについていけていませんね。

この2つのファンドの共通点は、ポートフォリオに中国株が入っていることです。もっと言うと、中国のハイテクセクターの雄であるテンセントの比率が高くなっています。

テンセントが、規制当局の大規模な取り締まりに直面しているとのオンライン上で流布しているとニュースが出たことで株価が大きく下落していました。これがこの2つのファンドだけ動きが遅れている一つの理由だと思います。

この2つのファンドについては、目先について少しだけ辛い局面になる可能性はあります。

基準価格が大きく調整される環境の中で、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信、グローバルAIファンド、モルガンスタンレーグローバルプレミアム株式オープンはかろうじて分配金が出たイメージ。もし仮にこれ以上に基準価格が下落すれば分配金は出なくなる可能性が高い。今が正念場。。。

②分配金利回りをチェック

出所:楽天証券と三菱UFJ国際投信のデータを元にかわ吉作成

分配金利回りは、ピーク時から比べるとかなり下がってきましたね。

そうですね。アライアンスバーンスタイン米国成長株投信は、2021年10月の分配金利回り2.48%だったのでそれと比べると大きく分配金利回りが下がっていますね。

そもそも予想分配金提示型ファンドの特徴として、基準価格が落ちれば分配金も減らすので分配金利回りが下がるのは当たり前ですよね。

仰る通りです。ただ分配金利回りは大きく下がっていますが、1か月でこの水準のインカム収入を狙える商品はそう多くないですから、まだまだ投資するメリットはあると思います。

ただ今考えたいことは、今後FRBの金融政策の行方がある程度定まってきた時に備えてインカムだけではなくてキャピタルも狙えるファンドを見つけたいところです。

それであれば王道としてはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信とグローバルAIファンドあたりが有力だと思います。短期的にはベイリーギフォード長期成長株ファンドとアライアンスバーンスタイン新興国成長株投信についてはチャイナリスクが高くなっているので、少し注意が必要かなと考えています。シンプルに行くならアライアンスバーンスタイン米国成長株投信とグローバルAIファンドを買うタイミングについて考えていきましょう。

分配金利回りは大きく低下した。とはいえ毎月に今の水準のインカム収入を狙える商品は少ないからまだまだ投資対象として魅力はある。今は分配金利回りよりも今後の上昇相場で恩恵を受けれるファンドを探したいところ。有力候補としてはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信とグローバルAIファンドあたりが面白いと考える。

まとめ

今回は、2月の予想分配金提示型ファンドの分配金実績についてまとめてみました。

内容をまとめると以下になります。

基準価格が大きく調整される環境の中で、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信、グローバルAIファンド、モルガンスタンレーグローバルプレミアム株式オープンはかろうじて分配金が出たイメージ。もし仮にこれ以上に基準価格が下落すれば分配金は出なくなる可能性が高い。今が正念場。。。

分配金利回りは大きく低下した。とはいえ毎月に今の水準のインカム収入を狙える商品は少ないからまだまだ投資対象として魅力はある。今は分配金利回りよりも今後の上昇相場で恩恵を受けれるファンドを探したいところ。有力候補としてはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信とグローバルAIファンドあたりが面白いと考える。

短期的にはベイリーギフォード長期成長株ファンドとアライアンスバーンスタイン新興国成長株投信についてはチャイナリスクが高くなっているので、少し注意が必要かなと考えている

以上、お役に立てれば嬉しいです。

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