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【日米対決】メガテックとアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースを徹底比較

2021年11月14日

こんにちは。かわ吉です。

先日のブログ運営報告で11月は、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信を超えるファンドを探す!!と公表しました。

具体的にどのようなポイントで優劣を付けるのかというポイントは以下になります。

①純資産

②運用管理コスト

③リターン

④リスク

⑤シャープレシオ

⑥分配金

以上の5つのポイントをそれぞれ比較して、その勝敗数でどちらが優れているか決定していきます。

そして今回、『アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコース』と比較するのは『メガテック』です。

出所:アセットマネジメントOne

このファンドの概要は以下になります。

設定日1999.12.6
償還日無期限
委託会社アセットマネジメントOne
投資対象日本株式

このファンドの特徴をざっくりまとめると以下になります。

主に日本のIT企業を投資対象とする運用歴の長いアクティブファンド

結論から申し上げますと、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースの圧勝です。

それぞれの項目でどのくらいの差があるのかはこれから解説しますので一緒に見ていきましょう。

この記事を読んでいただくと以下のメリットがあります。

この2つファンドをイメージではなく具体的な数字で理解できるようになる

それぞれのファンドの強み・弱みが分かるようになる

最強のファンドは存在せず、期間によって良いファンドは変化することが分かる

この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。

ではいきましょう。

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①純資産

まずは純資産から比較してみましょう。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

圧倒的な知名度もありアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースの純資産はメガテックの約48倍もあります。ただ、メガテックも101億円はありますから繰上償還などのリスクはあまり気にしなくて大丈夫だと思います。

あとは販売会社の数も今後の純資産の推移に大きな影響を与える可能性がありますからそちらも比較しておきましょう。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

やはりアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースの方が販売会社は多いですね。メガテックは運用歴の長いファンドですが、販売会社・純資産ともに少ないです。

純資産はアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースの勝利!!ただメガテックの純資産も100億円はあるため繰上償還などのリスクはあまり気にしなくてOK!!

②運用管理コスト

次に運用管理コストを比較してみましょう。優良ファンドは長期保有したいものです。その際に運用管理コストが高いと支払わないといけないコストも多くなります。コストだけで判断するのは危険ですが、一般的にはコストは安い方が良いです。

早速、運用管理コストを比較してみましょう。

どちらのファンドもアクティブファンドの平均である1.45%よりは高いですが、相対的にはメガテックの方が運用管理コストは安いです。1990年代のファンドは比較的高い運用管理コストが設定されていることが多いですが、その点を考えるとメガテックはまだ良心的なファンドかもしれません。

ただその差は、0.077%ですからそれぞれのファンドに100万円投資して1年間保有した際の運用管理コストの概算は以下になります。

100万円×0.077%=770円

まあ微々たるものですね。そこまで大きな差ではないように感じます。

運用管理コストはメガテックの勝利!!ただ圧倒的な差はない!!

③リターン

次に重要なリターンを比較してみましょう。

比較する期間としては、6か月・1年・3年・5年とします。

では比較した結果がこちらになります。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

3年・5年で比較すると、そこまで大きな差はありませんが6か月・1年で比較すると約20%のパフォーマンスの差がありますね。

いずれにしても直近5年で比較した場合、どの期間で見てもアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースがメガテックをアウトパフォームしています。

直近5年のパフォーマンスはアライアンスバーンスタイン米国成長投信Bコースの勝利!!メガテック頑張れ!!

④リスク

パフォーマンスは高いに越したことはありません。ただ、いくらパフォーマンスが良くてもリスクが高すぎれば優良ファンドとは言えません。

この2つのファンドのリスクを比較した結果がこちらになります。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

リスクは、6か月・1年・3年・5年で比較するとどの期間で見てもアライアンスバーンスタイン米国成長Bコースの方が低いですね。リターンが低くてリスクが大きいメガテック。。。

リスクの低さはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースの勝利!!メガテック大丈夫か????

⑤シャープレシオ

リスクとリターンを比較するときに、シャープレシオを使います。シャープレシオとは、投資のリスク(価格変動)の大きさに比べてどれだけリターン(収益率)を得られるか、運用効率の高さを示します。このシャープレシオの数値は高ければ高いほど運用効率が高いことを表しています。

では早速、比較してみましょう。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

直近5年で比較すると、どの期間でとってもアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースのシャープレシオが高いことが分かります。

リターンが低くてリスクが高いメガテックがシャープレシオで勝てるはずもなく。。。。

シャープレシオで比較してもアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースの勝利!!もうメガテックのHPは0です。。。

⑥分配金

最後に分配金を比較してみましょう。

ちなみに今回は、直近2回分(=直近1年)の分配金を比較してみましょう。

では早速、比較してみましょう。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

おいーー!!メタメタじゃないか!!

待って!!これはあくまでも1万口あたりの分配金ですから、実際の受取金額とは異なります。

たとえば1年前にそれぞれのファンドに100万円ずつ投資した場合の分配金を見てみましょう。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

直近1年で受け取った分配金も約2倍の差がありました。

なんかメガテックがかわいそうになってきた。。。

もう何も言えない。。。

分配金もアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースの勝利!!メガテック終了のお知らせか。。。

まとめ

今回は、メガテックとアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースを、純資産・運用管理コスト・リターン・リスク・シャープレシオの5つの観点で比較しました。

結果としては以下になります。

メガテック:運用管理コストだけ勝利!!

AB米国成長株投信Bコース:純資産・リターン・リスク・シャープレシオ・分配金で大勝利!!

今回の比較は、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースの勝利でした。

メガテックは、日本のハイテク株にまとめて投資したい投資家には良い選択肢になるかもしれませんが、投資初心者の方は投資不要のファンドです。

以上、お役に立てればうれしいです。

今回の比較で圧勝したAB米国成長株投信について詳しく知りたい方は、このファンドのまとめ記事を書いていますからこちらを是非ご覧ください。

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