経済の話

【米株高すぎ??】ポートフォリオにアジア株は必要か??

2021年2月11日

こんにちは。かわ吉です。

若い人のポートフォリオの中心はアメリカ株などの先進国株式にすることは最適解の一つです。

200年くらいの歴史で見ても米国株のパフォーマンスは良いですから、『これだけ持っとけばオッケー!!」みたいな風潮もありますよね。

でも高い経済成長率という観点で見ると、アジアも忘れてはいけない存在だと思います。

そこで本日は、アジア株の魅力と投資するメリットとその方法を解説します。

①アジア株の魅力

アジアは経済規模の面で世界で存在感を高めていくことが予想されます。

出所:JPモルガン

中国は世界の経済大国としての地位を確固たるものにしていくことや、ヘルスケア・生活必需品・テクノロジーなどの分野で新しい需要が生まれており、それが成長を後押しすることが期待されているんです。

そして中間所得者層の台頭や新型コロナウイルスの影響によるライフスタイルの変化などの構造的要因を捉えることで株式投資でアジアの成長を享受することができるかもしれませんね。

②中国は変化している

中国は新型コロナウイルス後の落ち込みが最初に回復した国の一つです。今回の新型コロナウイルスで様々な分野で長期的な成長をもたらす構造的な変化を加速させました。たとえば、ヘルスケア・インフラ・予防治療・ワクチン開発などの分野です。

一部の中国の医薬品企業はワクチン開発と遺伝子分野においてすでに高い専門性があります。研究開発の外部委託先としても世界で競争力を持つようになってきました。

中国市場は、国有企業や製造業が多く占めるという認識はもう時代遅れかもしれませんね。

中国では、アリババやテンセントなどが台頭しているように、クラウドコンピューティング・ゲーム・フィンテック・ソフトウェア・ハードウェアテクノロジーなどの分野で先進的な企業が増えてきています。

米中関係の変化も中国国内におけるイノベーションを加速させる要因にもなりました。

③アジア=中国ではない

デジタル化の波は他のアジアの国・地域にも押し寄せています。東南アジアやインドには有望なeコマースまたは決済関連のユニコーン企業がたくさんあります。

これらの企業が将来上場することでさらなる成長の可能性と幅広い投資機会を得ることができるようになります。

お隣韓国も世界で最初に5Gサービスを開発し、世界で最も早いネットワーク速度を持っており引き続きテクノロジー分野で強みを発揮しています。

直近のパフォーマンスは米株より良いんです。

出所:JPモルガン

④アジア株に投資する方法

個別株で保有するなら比較的時価総額が大きい企業をオススメします。これは市場規模が小さい国や地域では値動きが大きくなりやすく投資初心者の方には少しリスク度合いが高いかもしれません。

投資初心者の方には、しっかり分散されたETFや投資信託で保有することをオススメします。

投資信託であれば、『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』が良いと思います。

信託報酬も年率0.1870%と安く組み込まれている銘柄もアジアを引っ張る企業が組み入れられているので問題もないでしょう。

ETFであれば、『VWO』が良いと思います。

コストは、年率0.1%で年4回の配当があります。コストを抑えて配当金もあった方が良い人はオススメです。ただ米ドルでの買付になりますので少し手間かもしれません。

コストや分配金に拘りがなければ投資信託から始めてみるとよいでしょう。

参考になればうれしいです。

ではまた


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