AB米国成長株投信

【調整終了!?】アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の見通し

2023年11月15日

こんにちは。かわ吉です。

アライアンスバーンスタインよりアライアンスバーンスタイン米国成長株投信の四半期レポートが発行されました。

レポートのポイントと概要は以下になります。

ポイント:金利上昇による米国株式市場のバリュエーション調整は峠を越えるか

《概要》

・2023年7-9月期の米国株式市場は、高金利環境の長期化観測の強まりから軟調に推移

・当ファンドのパフォーマンスは、セクター配分がマイナス寄与しベンチマークをやや下回る

・今後、長期金利の上昇余地は限定的と考えられることから、バリュエーション調整圧力は弱まるとみる

・マクロ経済が低成長に止まることや、地政学リスクが高まる環境下では、外部環境に左右されにくい持続的な成長企業を厳選する当ファンドの優位性は一層高まるとみている

結論として、このまま継続保有でOKです。ただ、現状の把握と今後予想される市場環境とこのファンドの相性が良いのか悪いのかを把握することは、ホルダーにとって安心に繋がります。

そこで今回はこのレポートの内容について共有します。

この記事が、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信ホルダーのお役に立てれば幸いです。

ではいきましょう。

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2023年7-9月期における米国株式市場の振り返り

高金利環境の長期化観測が強まるなか、バリュエーション調整により軟調に推移

7-9月期の米国株式市場は期初、インフレ指標の鈍化から米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げの停止期待が高まり上昇したものの、8月初の大手格付機関フィッチによる米国国債の格下げを受け、長期金利が上昇したことで下落に転じました。それ以降は予想以上に強い経済指標の発表が相次ぐなか、高金利環境の長期化が意識され長期金利が一段と上昇、米国株式はバリュエーション調整により軟調に推移しました。加えて、9月20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、参加者による2024年末の政策金利予想(中央値)が6月の予想から0.5%引き上げられたことや、米国政府の歳出法案を巡る政府封鎖への懸念も相まって、一段と弱含む展開となりました。

 このような環境下、S&P 500株価指数は、▲3.6%(2023年7-9月期、米ドルベース)で期を終えています。セクター別のリターンに目を向けると、原油価格の上昇によりエネルギーセクターは上昇したものの、長期金利上昇の影響を受けやすい公益事業や不動産などを筆頭に、幅広いセクターが下落しました。

2023年7-9月期におけるパフォーマンス要因分析および主要売買

エネルギーセクター非保有等からベンチマークをわずかに下回るパフォーマンス

当ファンドの2023年7-9月期におけるパフォーマンスは、ベンチマークをわずかに下回る結果となりました。個別銘柄選択では、アルファベットやユナイテッド・ヘルス・グループがプラスに寄与し、パフォーマンスを下支えしました。なお、過去1年(2022年9月末-2023年9月末)においては銘柄選択およびセクター配分が奏功しており、ベンチマークを上回るパフォーマンスとなっています。

セクター別では、主に原油価格の上昇により株価が大きく上昇したエネルギーセクターの非保有等に加え、長期金利の上昇により下落した情報技術セクターをオーバーウェイトしていたことがマイナスに寄与しました。

今後の米国株式市場の見通し

長期金利の更なる上昇余地は限られ、バリュエーション調整圧力は一服する見込み

・2023年10月以降の米国株式市場は、引き続き軟調に推移しています。小売売上高など好調な経済指標を受けてインフレへの警戒が続くなか、米国10年国債利回りが引き続き上昇し約16年ぶりに5%にタッチしたことや、イスラエルとハマスの戦闘激化などが懸念されていることが背景にあります。

・ しかしながら、足もと実質金利が大きく上昇してきたことにより、ABでは更なる長期金利の上昇余地は限定的とみています。長期金利と期待インフレ率の差である実質金利(下図参照)は、足もと期待インフレ率が2%台前半で安定して推移するなかで、長期金利の上昇を受け、約15年ぶりに2.5%に達しました(2023年10月末時点)。

今後の投資方針

外部環境に左右されにくい持続的な成長企業への投資を通じ、安定したリターンを目指す

・このように米国の経済成長率が低下し、地政学リスクが高まる可能性がある局面では、外部環境に左右されにくい、卓越したビジネスを有する“持続的な成長企業”を見極めて厳選投資を行う当ファンドの優位性が一層高まるとみています。

・実際に、マザーファンドの組入上位10銘柄(2023年9月末時点)の予想EPS成長率に目を向けると、2023年予想では+30%と、S&P 500株価指数(市場全体)の+1%を大きく上回る利益成長が予想されています。

・引き続き当ファンドでは、 “持続的な成長企業”への厳選投資により安定したリターンを目指してまいります。

厳選するのは銘柄だけでなく証券会社も厳選すべき

レポートの内容にもあった通り、今後予想される市場環境とアライアンスバーンスタイン米国成長株投信の相性は決して悪くありません。

そのように考えると、このファンドはこのまま継続保有でOKです。

ただ、このファンドを長期保有することによるデメリットもあります。それは高い運用管理コストにより運用益が圧迫されることです。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の運用管理コストは年間1.727%です。低コストのインデックスファンドであるeMAXIS Slimシリーズと比較すると圧倒的な高さです。

基本的に運用管理コストは低いに越したことはありません。ただし、運用管理コストは投資信託毎に決められているため、投資家に選択権はありません。

コストを抑えたければ、運用管理コストの低いファンドを選択すればいいだけですが、分配金の質が担保されることに加えて、量も狙えるファンドはそう多くありません。

そのように考えると、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信に投資しながらコストを下げる方法を考えるのが賢明です。ただそのような方法はあるのでしょうか??

結論!あります。

それはこのファンドを松井証券で保有することです。

なぜなら松井証券には、投資信託を保有するだけ(※エントリーのみ必要)で最大1%のポイントが貯まる投信残高ポイント還元サービスがあるからです。

還元率はファンドによって異なりますが、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコースを保有する場合、年間0.75%のポイント還元を受けることができます。還元分を考慮すれば、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の運用管理コストは実質1%を下回ります。

還元されたポイント使い方は汎用性が高いです。

主な使い方はこちら

①投資信託を積立する

※ポイント積立対象ファンドは3つのみ

②PayPayポイントと交換する

※交換レート:松井証券ポイント100㌽=PayPayポイント90㌽

③dポイントと交換する

※交換レート:松井証券ポイント1㌽=dポイント1㌽

④Amazonギフトカードと交換する

※交換レート:1ポイント=1円

⑤商品と交換する

※3000種類以上の商品を交換可能

個人的にはAmazonギフトカードとの交換がコスパ良いと考えています。

いずれにせよ、どうせアライアンスバーンスタイン米国成長株投信を長期保有するなら少しでも有利になる証券会社を選択しましょう。短期的には大きな差ではないかもしれないけど、長期的に見るとバカにできないくらい大きな差が生まれます。

是非、検討してみてください。既に他の証券会社でアライアンスバーンスタイン米国成長株投信を保有している人も、松井証券にそれを移管すれば還元を受けることができますからご安心を!!

運用管理コストを下げることも大切ですが、固定費を抑えることも同じくらい大切です。

ただ、全てを節約すると幸福度が下がります。食費や娯楽費がその最たる例です。だから、節約するなら、幸福度が下がらない固定費を見直すべきです。具体的にいうとそれは住宅ローンです。

住宅ローンの金利を見直すだけでトータルで200万円以上返済額を抑えることができます。検討しない手はありません。ただ住宅ローンの借換は非常に手間がかかります。

しかし、あるサービスを活用すれば住宅ローン借り換えに掛かる手間を半分以下にしてくれます。詳細は以下の記事にまとめています。

さらに、お金は使ってなんぼです。お金はあの世にもっていけませんから(笑)

個人的には、資産運用で得た利益は旅行に使っています。お得にリッツカールトンやシェラトンなどのラグジュアリーホテルに泊まる方法も記事にしておりますので、是非ご覧ください。



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