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【Dコースの勢いが止まらねぇ】11月のアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配金報告

2023年11月18日

こんにちは。かわ吉です。

11月のアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配金が報告されました。

今月の分配金は以下になります。

ちなみに先月の分配金はこちらです。

Dコースの分配金は6か月連続の200円となりました。Dコースの勢いは止まりません(笑)

一方で、Cコースは引き続き無配となりました。為替ヘッジコストが重しになっているように感じます。とはいえ、基準価格は徐々に10,000円に近づいていますので、出口が見えてきましたね。

ちなみに現時点でCコースホルダーができる対策は以下の記事で解説しましたのでご興味ある方はご覧ください。

では今月もアライアンスバーンスタインよりレポートが発行されましたので内容をまとめていきます。

この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。

ではいきましょう。

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直近1か月の米国株式市場

The statue of Liberty, Landmarks of New York City with Manhattan skyscraper background

米国株式市場は、景気減速を示す経済指標の発表が続いたことで米国長期金利が低下したことや、好決算などを背景に一部のハイテク株主導で上昇しました。
為替市場では、円安米ドル高となりました。その結果、2023年11月14日(計算期末の前営業日)の基準価額はCコースが9,366円、Dコースが11,782円となり、基準価額の水準や市場動向等を勘案し、第110期の収益分配金はCコースは0円、Dコースは200円となりました。
米国では、足もと実質金利が上昇していることで金融引き締め効果が発現するとみており、2024年の米国経済は低成長に留まると想定しています。企業業績についても下押し圧力が強まる可能性があるとみています。低成長のマクロ環境や、地政学リスクの高まりにより市場環境の先行きが不透明ななかでは、外部環境に左右されにくい企業に厳選して投資を行うことが重要と考えます。

2023年10月の運用状況

10月の運用状況についてもまとめておきます。相場全体だけではなく、このファンドの細かい動きについても把握しましょう。

■運用状況

Aコース(為替ヘッジあり)、Bコース(為替ヘッジなし)、Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型、Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型の基準価額は、それぞれ前月末比で下落しました。いずれのファンドも、保有証券の株価下落がマイナス要因となりました。
また、10月はいずれのファンドもそれぞれのベンチマークを上回るパフォーマンスとなりました。 2023年10月3日設定のEコース隔月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型の基準価額は、設定日比で下落しました。設定来のパ フォーマンスは、ベンチ―マークをやや上回りました。
ベンチマークとの相対比較では、一般消費財・サービス・セクターや情報技術セクター内での銘柄選択などが主なプラス要因となりました。一方、ヘルスケア・セクターのオーバーウェイトなどはマイナス要因となりました。個別銘柄では、ユナイテッド・ヘルス(ヘルスケア)、マイクロソフト(情報技術)、アリスタ・ネットワークス(情報技術)などがプラス要因となった一方、インテュイティブ・サージカル(ヘルスケア)、ゾエティス(ヘルスケア)、アライン・テクノロジー(ヘルスケア)などはマイナス要因となりました。
当月は、インテュイティブ・サージカル(ヘルスケア)、アルファベット(コミュニケーション・サービス)、モンスター・ビバレッジ(生活必需品)などを買い増しました。一方、マイクロソフト(情報技術)、バーテックス・ファーマシューティカルズ(ヘルスケア)、ユナイテッドヘルス・グループ(ヘルスケア)などを一部売却しました。

米国経済のポイント

米国経済のポイントは以下(あくまでアライアンスバーンスタインの見解)。

・2023年7-9月期に実質GDPは前期比年率+4.9%。2021年10-12月期の+7.0%以来の高成長を記録しました。成長ペースは前期4-6月期の+2.1%から加速し、実に5四半期連続で潜在ペースと考えられる+2%を上回る拡大を達成しました。需要項目別にみると、高成長の要因は個人消費の堅調です。

・2023年10月の民間非農業雇用者数は前月差+15.0万人(9月同+29.7万人)と前月から伸びが縮小しました。失業率は3.9%(9月3.8%)と前月から上昇。労働参加率は62.7%(9月62.8%)と前月から低下、平均時給は前月比+0.2%(9月同0.3%)、前年比プラス4.1%(9月同4.3%)へと減速しました。週平均労働時間は34.3時間(9月同34.4時間)と前月から減少しました。

・インフレが落ち着きはじめ、利上げペースは鈍化しているものの、引き続き長期金利は高位に推移し、中小銀行を中心に金融不安がくすぶり、金融機関への規制も強化される中、与信市場はタイト化する可能性があり、景気減速が長引く懸念があります。足元、堅調だったサービス業などに支えられ、2023年の経済成長率は+2.2%と潜在成長率を上回る成長を維持すると予想します。しかし、長期金利の高止まり、与信市場のタイト化などは2024年にじわじわと浸透し、需要においても力強さに欠け、2024年の経済成長率は+0.5%と潜在成長率を下回る低成長が続くと予想します。ただ、家計のバランスシートは過去の景気後退期とも比べて比較的健全なためハードランディングとなるとは予想していません。

米国経済のポイント(金融政策)

続いて米国の金融政策のポイントは以下(あくまでアライアンスバーンスタインの見解)。

・米連邦準備理事会(FRB)は米国時間2023年11月1日、米連邦公開市場委員会(FOMC)において、FF金利を5.25%~5.5%で据え置きました。今回の決定も全会一致。なお、今回の決定に付随して、準備預金への付利は5.4%、翌日物リバースレポ金利は5.5%(ビッド)、5.3%(オファー)、公定歩合は5.5%と、それぞれ据え置きました。

・実質GDP成長率見通しの中央値は2023年末+2.1%(6月時点+1.0%)、2024年末+1.5%(同+1.1%)、2025年末+1.8%(同+1.8%)。失業率見通しの中央値は2023年末3.8%(同4.1%)、2024年末4.1%(同4.5%)、2025年4.1%(同4.5%)。PCE上昇率見通しの中央値は2023年末+3.3%(同+3.2%)、2024年+2.5%(同+2.5%)、2025年末+2.2%(同+2.1%)、コアPCE見通しの中央値は2023年末+3.7%(同+3.9%)、2024年末+2.6%(同2.6%)、2025年末+2.3%(同+2.2%)としました。

PCEとは?:個人消費支出のこと。これは私たちが日常生活で楽しんだり使ったりするものにお金を使うことを表しています。たとえば、美味しい食べ物、新しい洋服、素敵な旅行、最新のガジェットなどの娯楽活動が含まれます。このPCEは、経済の温度計のような存在で、国の経済活動や成長を理解する上で非常に重要です。つまり、私たちがどれだけお金を使っているかは、経済がどれくらい活発であるかを示すヒントとなります。

・大手格付会社フィッチはアメリカ国債の格付けについて、アメリカの財政が悪化する懸念や債務上限問題にみられる政治の混乱などを理由に、最も信頼度が高い「AAA」から1段階引き下げたと発表しました(8月1日)。大手格付会社によるアメリカ国債の格下げはおよそ12年ぶり。12年前の格下げ(2011年8月5日)は、格付けが始まった1941年以来、史上初の米国債格下げとなりました。財政赤字拡大の一部は、学生ローン免除に関わる費用など一時的な要因もありますが、多くは株式市場低迷によるキャピタルゲイン税収の減少、納税時期遅延、金利上昇による連邦政府利払い増加とFRBから連邦政府への給付金減少、大幅な物価上昇を反映した社会保障給付金の増加、といった内生的な要因によるもの。

引き続き継続保有でOK

6か月連続で200円の分配金を記録したDコース。この調子で来月も分配金を期待したいところですね。

Cコースについては、もう少し時間がかかりそうですが、基準価格は確実に10,000円に戻りつつあるのでもう少しお待ちください。

C・Dコースに共通して言えることは、質の高いインカムを狙うには最適なファンドだということです。最近のCコースは苦戦していますが。。。

質が高いインカムを狙える理由は、これらが予想分配金提示型だからです。予想分配金提示型は、基準価格に応じて受け取れる分配金が決まる仕組みです。この仕組みのお陰で、投資元本を切り崩して分配金を出すたこ足分配を避けることができます。

ただこのファンドを含めて予想分配金提示型は、信託報酬等の運用管理コストが高い傾向があります。

運用期間が長期になればなるほど高いコストは収益を圧迫してきます。

だから運用管理コストは低いに越したことはありません。ただ、運用管理コストはファンドごとに決められているので投資家が自由に決めることはできません。ただ、このファンドを保有する証券会社を工夫することで、高いコストの一部の還元を受けることができます。

その証券会社とは松井証券です。なぜなら松井証券には、『最大1%貯まる投信残高ポイントサービス』があるからです。

このサービスは、松井証券で投資信託を保有するだけ、最大残高の1%のポイント還元を受けることができます。

たとえば、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコースを松井証券で保有すると、年間0.75%のポイント還元を受けることができます。これにより、実質1%程度の運用管理コストでアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコースを保有することができます。

さらに還元率は下がりますが、運用管理コストがバリ安のインデックスファンドもポイント還元の対象なので、投資信託を運用するなら松井証券を絶対に活用すべきです。使わない意味が分かりません。

是非、活用を検討してみてください。

運用管理コストを下げることも大切ですが、固定費を抑えることも同じくらい大切です。

ただ、全てを節約すると幸福度が下がります。食費や娯楽費がその最たる例です。だから、節約するなら、幸福度が下がらない固定費を見直すべきです。具体的にいうとそれは住宅ローンです。

住宅ローンの金利を見直すだけでトータルで200万円以上返済額を抑えることができます。検討しない手はありません。ただ住宅ローンの借換は非常に手間がかかります。

しかし、あるサービスを活用すれば住宅ローン借り換えに掛かる手間を半分以下にしてくれます。詳細は以下の記事にまとめています。

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