AB米国成長株投信

【足もとの投資環境】アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の四半期レポート

2023年8月7日

こんにちは。かわ吉です。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の四半期レポートが発行されたので、今回はその内容についてまとめます。

今回のレポートの概要は以下になります。

①2023年4-6月期の米国株式市場は、生成AI関連銘柄の大幅上昇が相場をけん引する格好で上昇

②同期間における当ファンドのパフォーマンスは、銘柄選択、セクター配分が奏功しベンチマークを上回る

③企業利益の低下は底打ち予想も、金利の高止まりや銀行の資本規制強化による信用収縮が与える影響を個別企業ごとに見極めることが肝要

④このような環境下では、外部環境に左右されにくい、独自の成長要因をもつ「持続的な成長企業」を厳選する当ファンドの優位性は一層高まる

この記事がホルダーの資産運用の一助になれば幸いです。

ではいきましょう。

かわ吉はツイッターもやっておりますので是非フォローをよろしくお願いします。

2023年4-6月期における米国株式市場の振り返り

~インフレ鈍化や景気のハードランディング懸念後退により、力強く上昇~

4-6月期の米国株式市場は、信用収縮懸念や米連邦債務上限問題が重石となる局面はあったものの、インフレ鈍化の兆候を受け米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ停止期待が高まったことや、個人消費の底堅さなどからハードランディング(景気の急激な失速)懸念の後退を受け、投資家心理が改善し力強く上昇しました。S&P500株価指数は、+8.3%(2023年3月末-6月末、米ドルベース)で期を終えています。

今期、主に物色の対象となったのはテクノロジー関連企業です。今年に入り生成AIサービスである『ChatGPT』が爆発的な普及をみせ関連企業の株価が上昇してきたなか、今期は生成AI向け半導体のトップであるエヌビディアの好決算を受け、同社ならびに関連企業の株価上昇が相場をけん引しました。実際に、年初来から続くS&P500株価指数の上昇は約7割がFAAMG+N (メタ・プラットフォームズ、アップル、アマゾン、マイクロソフト、アルファベット、エヌビデア)の上昇によるものです。一部の市場参加者の間では相場の過熱感を警戒する向きもみられますが、S&P 500株価指数におけるほとんどの構成銘柄は、指数の上昇に寄与していないのが実態です。

2023年4-6月期におけるパフォーマンス要因分析および主要な売買

~銘柄選択とセクター配分がともに奏功し、ベンチマークを上回るパフォーマンス~

当ファンドの2023年4月-6月におけるパフォーマンスは、銘柄選択およびセクター配分がともに奏功し、ベンチマークを上回りました。個別銘柄では、マイクロソフトやエヌビディアなどの生成AI関連銘柄がパフォーマンスに貢献しました。

セクター別では、主に生成AI関連市場の盛り上がりで株価が大きく上昇した情報技術セクターをオーバーウエイトしていたこと、また、株価が下落したエネルギーセクターや公益事業セクターをアンダーウエイトしていたことなどがプラスに寄与しました。

今後の見通しと投資方針

~持続的な成長企業への厳選投資により、安定したリターンを目指す~

・米国企業全体の利益は、インフレ封じ込めのためのFRBによる急速な金融引き締めによる金利上昇の影響などを受け、2022年後半から低下が続いていたものの、2023年7-9月以降はそのトレンドが反転すると予想されています。

・足もとインフレがピークアウトし、FRBによる利上げ停止が近づくなかで、市場参加者の関心は金融政策や景気動向といったマクロの材料からミクロの企業業績に移るとみており、今後物色の対象は、2023年前半に株式市場のけん引役となった一部の銘柄以外にも広がると予想されます。

・実際に、マザーファンドの組入上位10銘柄(2023年6月末時点)の予想EPS成長率に目を向けると、2023年予想では+23%と、S&P 500株価指数(市場全体)の0%を大きく上回る利益成長が予想されています。また向こう3年でも、市場全体よりも高い利益成長が継続することが見込まれています。

・引き続き当ファンドでは、 “持続的な成長企業”への厳選投資により安定したリターンを目指してまいります。

かわ吉の見解

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信は引き続き継続保有でOKだと考えます。

その理由は2点あります。

1つは、米国企業の利益が今後も成長が期待できることです。株価は以下の式で表すことができます。

株価=EPS×PER

EPS(1株当たりの利益)については今後も増加する見通しです。さらにPERについては金利によって大きく左右されます。一般的に金利が低下すればPERは高くなる傾向があります。

現在、米国の金利は上昇しています。今後の金利動向は読めませんが、これ以上の金利上昇は限定的と見ています。仮にそう考えると、金利は横ばいもしくは低下傾向になると考えらえれます。

つまり、PERは横ばいもしくは上昇する可能性が高いです。ということは、米国株式にとっては追い風になるのではないかと予想しています。

それは米国株式に投資しているアライアンスバーンスタイン米国成長株投信にも追い風になるということです。

2つ目は、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の銘柄選定の機動力です。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信は、機動的に組入銘柄を入れ替えています。この投資手法で、15年以上の生き残ってきたファンドですから、この点は非常に頼もしいと思います。

引き続き、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースについては、インカム狙いの投資家にとって最適なファンドの1つだと考えます。

ただ、何度も言いますがこのファンドにも懸念点はあります。それは運用管理コストの高さです。

このファンドの運用管理コストは、なんと年1.727%となっています。

これは比較的高い水準です。アクティブファンドの平均は1.4%程度ですから。

当たり前ですが、運用管理コストは安いに越したことはありません。

ただ、インカムを狙うことにおいて、運用管理コストが安いファンドでは目標を達成できないケースが多々あります。

そのような場合、高い運用管理コストを受け入れざるを得ないのでしょうか??いやそんなことはありません。

松井証券を活用すれば、高い運用管理コストのファンドもお得に運用することができます。

なぜ松井証券を活用すれば、高い運用管理コストのファンドをお得に運用できるのでしょうか??

それは、販売会社が受け取る信託報酬の内、0.3%を超える部分を投資家に還元してくれる「投信毎月現金・ポイント還元サービス」があるからです。

たとえば、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの場合、年間0.4%分の手数料を還元してくれます。仮に1,000万円保有した場合に還元される金額は以下になります。

この還元を受けることでこのファンドの分配金は減少することはありません。一切デメリットはありません。

買付手数料もSBI証券や楽天証券同様、大半がノーロードです。運用管理コストの高いファンドに投資する場合、松井証券を活用しないのは大きな機会損失です。積極的に活用しましょう。

口座開設&クイズに答えて1,000㌽プレゼント

松井証券 公式ページ

以上、お役に立てれば嬉しいです。



-AB米国成長株投信