経済の話

ついついしちゃってる悪い質問の仕方

こんばんは。かわ吉です。

私は、現在、金融機関で資産運用のアドバイザーをしております。毎日たくさんのお客さまとお会いします。商談がうまくいくと案件が発生します。すぐに良い提案ができるれば良いですが、必ずしもすぐに良い提案がひらめくとは限りません。なんならひらめかないことの方が多いかもしれません(笑)

ひらめかないときは、同僚に相談するように心掛けています。自分の視点だけで判断すると、気づかないうちにお客さまに迷惑を掛ける提案になっている可能性があるからです。

もしくは自分で考えた提案より良い方法や考え方があるかもしれません。

ベースとしては、私の考えがあるのが前提で、それに加え意見や問題点がないかを知るために聞いています。

先日、職場の後輩から案件の相談を受けました。相談されること自体は、とても嬉しいことです(笑)

「明日、○○さんのところへ、現在保有されている運用商品の状況報告に行きます。〇〇と○○を保有されています。どうしましょうか??」

個人的には、これを「丸投げ質問」と名付けることにしました(笑)

この「丸投げ質問」は、個人的には良くないと思っています。とは言いながら、ついつい自分も無意識にやっているかもしれませんが(笑)

本日は、この「丸投げ質問」のデメリットを3つ書きます。

そもそも答えにくい

シンプルにこれです。質問が漠然としていて、答える側からすれば、ポイントが分かりにくくなってしまいます。

感覚としては、

「今からドライブに行こうと思います。私はどこに行ったらよいですか?」

と聞かれている感じです。

正直、「知らんわ!!どこでも行ってくれ!!」と私は思ってしましますが、百歩譲って心優しい先輩になって回答すると、

「今はどういう気分?」、「時間はどのくらい余裕があるの?」、「予算は?」、「誰と行くの?一人?」とか、いろいろな情報があることで質問された側は、より適切なアドバイスができると思っています。

質問する側は、このような条件や情報をしっかり整理して質問することをお勧めします。しっかり整理することで、質問された側も答えやすく、質問した側も適切なアドバイスももらえる可能性が上がります。お互いにとってメリットしかありませんので、心掛けてみましょう!!

何も考えてないと思われる

このように思われるのは、一番もったいないです。分からないことを質問すること自体は、素晴らしいことです。ただ、自分で一切考えずまたは調べず人に聞くことはお勧めしません。

例えば、あなたが仕事に全く追われてないタイミングで、「丸投げ質問」を後輩からされるとどうでしょう??おそらく答えますよね。時間があれば必要以上に教えてあげるかもしれません。

一方、あなたが忙しいときに、同じく「丸投げ質問」をされるとどうでしょう?おそらくかなりイライラしてしまうかもしれません。そして、「なんでこんなときに、こんな質問してくるんや」と思うのではないでしょうか?自然と、その後輩の評価を下げてしますと思います。

評価を下げる側ならまだ良いですが(良くはないかもしれない笑)、評価を下げられる側として考えたらゾッとしますね。質問の仕方ひとつで評価は変わります。

気を付けたいところですね。

自分で考える力が付かない

この力をしっかり鍛えないと、仕事もうまくいかないですし、何より仕事が楽しくなくなります。仕事は、自分で考えて実行するかこそ面白いものと考えていて、人に言われてやる仕事は、うまくいっても、自分で考えて仕事をする人と同じ達成感を得ることはできません。せっかく仕事をするのであれば達成感は得たいものです。

自分で一切考えず、人に考えてもらうというのは結局、人に言われて仕事をすることになると考えています。ベースを他人に作ってもらうのではなく、ベースは自分で作り、それをブラッシュアップするために他人に聞くことが、より仕事を楽しくしてくれると思います。

まとめ

「丸投げ質問」は、自分にとっても相手にとっても非常にデメリットが大きい質問の仕方だと思います。極力効率よく仕事をするために、しっかり自分で考えてより良い質問をするように心掛けたいものです。

Successfully pull off the heist!

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