経済の話

株式投資と仮想通貨の税金の秘密

2021年1月9日

こんにちは。かわ吉です。

ビットコインが爆発してますね。

私も少しだけ保有しているのですが、ここだけの話、ぼちぼちまとまった利益が出てきています。

ちなみにBTCのチャートはこちら。

出所:みんなの仮想通貨

上昇が半端ないですよね。

ある程度、利益が出てくると気になってくるのが税金です。

以前の仮想通貨バブルの時は、仮想通貨に関する税法は、しっかり定まっていなかったようです。

仮想通貨の税金を申告せずに、税務署から指摘されたケースも多いと聞きました。

株式投資と仮想通貨の税金は、一緒ではありません。

今日は、仮想通貨の税金の話を、株式投資の税金と比較しながらまとめてみようと思います。

仮想通貨の税金

大原則としては、『得が確定したら課税』です。

不動産などは、購入した時には不動産取得税がかかり、保有中は固定資産資産税がかかります。

ただ仮想通貨に関しては、買って保有するだけなら税金はかかりません。

所得の区分は、『雑所得』です。

なので確定申告は当然必要になります。

①課税パターン

★売却

たとえば、BTCを100万円で買って、240万円に値上がりしたタイミングで売却すると140万円の利益が確定しますよね。つまり、お得が確定したことになります。

★ショッピング

たとえば、これもBTCを100万円で買って、240万円に値上がりしたタイミングで240万円の車をBTCで購入すると、100万円を使って240万円の車を手にしたことになります。これも、得していますよね。

★仮想通貨の交換

考え方は、ショッピングと一緒で仮想通貨Aで仮想通貨Bを買うことで儲けた場合も、得が確定しているので税金が発生します。

②所得の種類

仮想通貨の所得の種類は『雑所得』です。

雑所得に関して、経費にできるのは、手数料ぐらいだと思います。青色申告は不可で、特別控除は使えません。

事業所得に関して、雑所得と比較すると税制が優遇されています。ただし継続的な事業遂行の意思・労力・営利があればという前提条件はあります。

ただサラリーマンが少しだけビットコインを買って儲けたぐらいだと基本的には雑所得になってしまうようです。

③税率

<所得税の仕組み>

所得税の種類は10種類あり、原則すべての所得を合算します。最後に各種控除を引いて、その課税所得に税率を掛けます。

+給与
▲給与所得控除
+その他収入
▲経費や青色控除
▲各種控除

課税所得×税率

ちなみに所得税の税率は以下になります。

所得税率表

たまに仮想通貨の税率は50%とかネットで見ることがありますが、それは誤解です。

仮想通貨の利益はその人の他の所得と合算されるので、税率は人によって違うんです。

ここは勘違いしないようにしましょう!!

株式投資の税金

株式投資にかかる税金は、売却益や配当金に課税されます。

税率は一律20%(所得税15%、住民税5%)です。

未上場の配当金には所得税20%で住民税はかかりません。

めちゃくちゃシンプルですよね。

しかも、特定口座で源泉徴収ありにすれば確定申告も不要です。

まとめ

結論、株式投資が税法上は圧倒的に有利ですよね。

それは、株式投資の利益にかかる税金は基本的には一律20%なのに対して、仮想通貨の利益は雑所得になり他の所得と合算されてしまうからです。

さまざまな所得より優遇されているのが株式投資であり、税率が安いんです。

資産形成するならメインは株式投資で、仮想通貨は趣味の投資としてすみ分けるのが良いかもしれませんね。

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