AB米国成長株投信 投資信託

【買うな!!】アライアンスバーンスタイン米国成長株投信を買ってはいけない人 TOP3

2021年7月10日

こんにちは。かわ吉です。

AB米国成長株投信は、インカム狙いの投資家には最適な投資信託の1つです。

ただこの投資信託にもデメリットがあって投資家によっては相性が良くない可能性もあります。

そこで今回は、AB米国成長株投信を買わない方が良い人がどのような人なのか解説します。

この記事を読んでいただくとAB米国成長株投信を検討している人が、この投資信託と自分が合っているか判断できるようになり、自分に合った商品選びができるようになります。

ではいきましょう。

リスク許容度が高くない人

AB米国成長株投信は長期的には安定的なリターンを出し続けています。ただ、その道のりは決して易しくはありません。

リスク度合いは意外と高いんです。

下の図はこのファンドの年率リターンとリスクです。

 6か月1年3年5年
実績リターン54.0239.9424.324.96
実績リスク16.8416.3622.2719.9
出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

実績リスクは、だいたい15から20の間で収まっています。ちなみに実績リスクを2倍にした数値が、その期間での最大損失を表しています。

たとえば、投資期間3年の実績リスクは22.27です。この数字を倍にすると44.54です。投資期間3年での最大損失は44.54%です。

仮に500万円投資をすると、▲220万円程度の含み損を抱えるタイミングがあったということです。

この地獄を耐え抜いた人だけが、年率24.3%のリターンを得ることができました。乗り越えられなかった人は、大きな損失を確定し投資を卒業してしまったかもしれません。

リスク許容度が高くない人は、この投資信託に投資をしないか投資する金額を落とす必要があります。

元本払戻金が絶対に嫌な人

AB米国成長株投信の主な特徴の一つとして『予想分配金提示型』があります。

基本的な仕組みとしては、運用益が出ているときに分配金を多めに出し、運用益が出ていないときは分配金を少なめにしたり0にします。

なので、受け取れる分配金は比較的に利益中心になる仕組みになっています。ただ、あくまで『比較的』なので必ずしも受け取る分配金の原資が収益とは限りません。

出所:アライアンスバーンスタイン

上記のように予想分配金提示型は、基準価格に応じて投資家に支払われる分配金が決まります。理想は基準価格10,000円以下で買えるとベストです。理由は、過去の傾向として基準価格が10,000円を切ると分配金は出ない傾向があります。つまりは、元本を無理やり崩して払い戻す元本払戻金は実質出ないことになります。

一方、もし仮に基準価格14,500円で買ったとし、分配金が決まる判定日の基準価格が当初と変わらず14,500円だった場合、分配金はおそらく500円出ます。ただ基準価格が同じ場合は、運用益が全く出ていないことになりますから、500円分の分配金を出すとそれは無理やり元本から払い戻したお金になります。

ある程度軌道に乗れば、収益分配金のウエイトが高くなる可能性があります。ただ買付をした基準価格が比較的高いときは、買ってから一定期間は元本払戻金が多くなる可能性があります。

なので、細かいところを気にすると結局安心して使える分配金にはならないのである程度割り切る必要もあります。

1円たりとも元本から崩した分配金は受け取りたくない人は、このファンドを買うと後悔するかもしれません。

コストを気にする人

AB米国成長株投信の運用管理コストは高いです。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

これはAB米国成長株投信だけではなく、予想分配金提示型投信自体の運用管理コストが高めです。

インデックスファンドと比較すると圧倒的な差があります。

ただ、毎月分配金を受け取り、なおかつ分配金が運用収益が中心である仕組みは予想分配金提示型しかありませんから、この仕組みがニーズにマッチするひとは高コストは目をつぶるしかありません。

ちなみに予想分配金提示型のように分配金の内訳が必ずしも収益中心ではありませんがコストを徹底的に抑えて分配金を毎月受け取りたい人は、楽天証券の『定額・定率売却』を利用するのもありです。

あなたの好みに合わせてオリジナルの毎月分配型投信が作れます。

まとめ

AB米国成長株投信はインカム狙いの投資家には最適な投資信託の1つです。ただ、誰にでも合う投資信託ではなく合わない人もいます。

合わない人は、リスク許容度が高くない人・元本払戻金が絶対に嫌な人・コストを気にする人です。

これらの人は、この投資信託に投資しないか、投資する金額を落としましょう。

長期保有が前提の投信ですから、自分にしっかり合っているかは買う前に正しく判断しましょう。

ではまた

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