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【分配金2倍!?】12月のインベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>の分配金報告

2023年12月27日

こんにちは。かわ吉です。

『インベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>』の12月の分配金報告です。

このファンドの為替ヘッジなしのコースについては2017年以降1万口あたりの分配金が150円を下回ったことはありません。つまり、分配金は安定しているファンドということです。

為替ヘッジありのコースについても分配金は比較的安定しています。

ただ、このファンドはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースと異なり、明確な分配方針はありません。

つまり、ある日突然、分配金が減配されたり無配になるリスクがあると考えています。

だから、このファンドを保有する際は、ファンドの変化をチェックする必要があります。

どのような点に注意すべきかは以下の記事で解説しています。

チェックすべき項目は2点あります。それは、分配金と基準価格です。

ただ、ホルダーの方が毎回チェックするのは面倒ですから、このブログ記事で毎月解説します。

この記事が、このファンドのホルダーやこれからこのファンドへの投資を検討している人のお役に立てれば幸いです。

ではいきましょう。

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11月の分配金実績と基準価格

まずは12月の分配金実績から確認します。

ちなみに先月の分配金実績と基準価格は以下になります。

1万口当たりの分配金は、為替ヘッジありが2倍になりました。為替ヘッジなしは、現状維持です。

基準価格は、為替ヘッジありが+611円(+4.99%)で為替ヘッジなしが+4円(+0.04%)となりました。

為替ヘッジありコースの基準価格は大きく伸びました。

ポートフォリオの戦線に異常なし

直近4カ月のセクター別投資比率は以下になります。

11月と比較して投資比率が高まったのは、情報技術・資本財・金融でした。直近4カ月で見ると、情報技術の比率が徐々に高まっています。

一方でエネルギー、不動産、一般消費財、ヘルスケア、生活必需品は下落しました。

当ファンドのポートフォリオとしては、金融・情報技術・資本財の3本柱で構成されていることには変わりありません。

これらのセクターは、リスクが比較的高くなる傾向があります。

当ブログは情報技術は金利動向に大きく左右される金利敏感株、金融・資本財は景気動向に大きく左右される景気敏感株と定義しています。さらにこれらの2種類に加えて、金利動向と景気動向いずれにも大きく反応しにくいディフェンシブ株があると考えています。

この3つに分けてポートフォリオを分析するとそのファンドがどのような相場環境で上昇し下落するかイメージしやくなります。

参考:ポートフォリオを以下の3つに分けることで、そのファンドのリスクがざっくりではありますがイメージできます。

①金利敏感株:金利動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いが大きい

②景気敏感株:景気動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いは大きい

③ディフェンシブ株:金利動向や景気動向に左右されにくい銘柄で比較的リスク度合いが小さい

ちなみにインベスコ世界厳選株オープンのポートフォリオをこの3つに分類した結果がこちらになります。

リスク度合いが高い傾向がある金利敏感株と景気敏感株がポートフォリオの約60%を占めています。中でも景気敏感株の比率が高いので、景気後退局面には変動幅が大きくなる可能性があります。

ホルダーの方はそのようなことも頭の片隅に置きながら投資したいところです。

運用概況と今後のファンド見通し(2023年11月30日)

以下はインベスコの見解です。

■市場概況

①米国

11月の米国株式市場は上昇しました。月初、米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2会合連続で政策金利が据え置かれたこと、10月の米雇用統計が労働需要と賃金の伸びの鈍化を示したことなどを好感し、株式市場は反発しました。月央以降は、10月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったこと、追加利上げ観測が後退したことなどを受け、株式市場はさらに水準を切り上げて推移しました。月末には、イスラエルがハマスと一時的に休戦したことが好感され、株式市場は高値圏で推移して月末を迎えました。

②欧州

11月の欧州株式市場は上昇しました。大陸欧州では、月初、10月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)がインフレ鈍化を示したこと、欧州中央銀行(ECB)の金融引き締め姿勢が和らぐとの見方が広がったことなどが好感され、株式市場は強含みで推移しました。その後、米国や英国の消費者物価指数が市場予想を下回ったこと、ユーロ圏各国の国債利回りが低下したことなどを背景に、株式市場は堅調に推移しました。月末には、イスラエルとハマスが一時的に休戦し、地政学リスクが後退したことなどを受け、株式市場は高値圏で推移しました。英国では、月初、イングランド銀行(BOE)が政策金利を2会合連続で据え置かれたことが好感され、株式市場は上昇する展開となりました。その後、11月の英総合購買担当者景気指数(PMI)が市場予想および前月を上回ったことを受け、株式市場は高値圏で推移し、月末を迎えました。

③アジア

11月のアジア主要株式市場は、市場によって異なる展開となりました。香港株式市場は、月末に中国の11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表が控えていたことで方向感に乏しい展開となり、月を通して見ると小幅に下落しました。オーストラリアでは、月初、オーストラリア準備銀行(RBA)が利上げを行ったものの、今後の追加利上げが明確に示唆されなかったことなどが好感され、株式市場は上昇しました。日本では、国内材料に乏しい展開が継続したものの、米連邦準備制度理事会(FRB)が既に政策金利据え置き期間に入っているとの期待が高まったこと、米国長期金利が低下したことなどが好感され、株式市場は上昇しました。

■運用状況

堅調な業績が好感され、株価が上昇した英国の投資会社3I GROUPや、特殊化学品や食品原料の卸売・販売を行うベルギーのAZELIS GROUPがプラスに寄与しました。一方、軟調な決算が嫌気されたデンマークの飲料メーカーROYAL UNIBREWや、中国の景気後退懸念から株価が下落した香港の生命保険会社AIA GROUPなどのバリュエーションが魅力的な水準となったため追加で購入しました。一方、オランダの半導体メーカーBE SEMICONDUCTOR INDUSTRIESや香港のLINK REITを一部売却しました。

■今後の見通し

今後も、金利・インフレ動向、各国中央銀行の金融政策、地政学リスクの台頭等を背景に金融市場の変動性が高まる可能性があります。米連邦準備制度理事会(FRB)をはじめとする各国の中央銀行による利上げの継続により、インフレは徐々に抑制され、2023年を通じて低下していくと見込んでいますが、今後もインフレや金利見通しについては不透明な状況が続くと考えています。これまでの大幅な利上げ、個人貯蓄の減少、銀行の貸出基準の厳格化などが、時間差で経済成長に影響を与える可能性があると考えており、株式市場は変動の激しい展開となると考えています。

本年に入り、インフレ圧力の継続、各国での政策金利の利上げ、地政学リスク、景気後退への懸念などを背景に、世界の主要株式市場の不透明感が高い状況が続いています。しかしながら、株式市場はかかる悪材料を織り込みながら、中長期的には上昇に転じると見ております。

当ファンドでは、経営陣の質、ビジネスの構造的優位性、財務健全性などの観点で魅力的な個別企業に注目しています。セクター配分はあくまで個別銘柄選択の結果ですが、主に金融、資本財・サービスをオーバーウエイト、主に情報技術、ヘルスケアをアンダーウエイトとしています。

今後も従来通りのボトムアップ・アプローチにより、キャッシュフロー創出力や配当成長率が高く、堅固な財務力を持ち、長期的視点から見たバリュエーションが魅力的な企業へ投資をしてまいります。

来月は隔月決算型の決算(2回目)

来月は、インベスコ世界厳選株式オープン(隔月決算型)の決算月です。初回の2023年11月の分配金実績は為替ヘッジあり、なしともに0だったので、初分配金が出るか注目です。

新NISAの成長投資枠の対象なので、実績次第で投資するか否か検討している人も多いのではないでしょうか??

現時点では、分配金実績が無いので様子見でOKだと考えています。

引き続きこちらの動向も追っていきます。

来月も安定した分配金を期待したい

来月も引き続き安定した分配金を期待したいですね。

ただ、このファンドを長期保有することによるデメリットもあります。それは高い運用管理コストにより運用益が圧迫されることです。

インベスコ世界厳選株式オープンの運用管理コストは年間1.903%です。低コストのインデックスファンドであるeMAXIS Slimシリーズと比較すると圧倒的な高さです。

基本的に運用管理コストは低いに越したことはありません。ただし、運用管理コストは投資信託毎に決められているため、投資家に選択権はありません。

コストを抑えたければ、運用管理コストの低いファンドを選択すればいいだけですが、分配金の質が担保されることに加えて、量も狙えるファンドはそう多くありません。

そのように考えると、インベスコ世界厳選株式オープンに投資しながらコストを下げる方法を考えるのが賢明です。ただそのような方法はあるのでしょうか??

結論!あります。

それはこのファンドを松井証券で保有することです。

なぜなら松井証券には、投資信託を保有するだけ(※エントリーのみ必要)で最大1%のポイントが貯まる投信残高ポイント還元サービスがあるからです。

還元率はファンドによって異なりますが、インベスコ世界厳選株式オープンを保有する場合、年間0.80%のポイント還元を受けることができます。還元分を考慮すれば、インベスコ世界厳選株式オープンの運用管理コストは実質1%程度に抑えることができます。

還元されたポイント使い方は汎用性が高いです。

主な使い方はこちら

①投資信託を積立する

※ポイント積立対象ファンドは3つのみ

②PayPayポイントと交換する

※交換レート:松井証券ポイント100㌽=PayPayポイント90㌽

③dポイントと交換する

※交換レート:松井証券ポイント1㌽=dポイント1㌽

④Amazonギフトカードと交換する

※交換レート:1ポイント=1円

⑤商品と交換する

※3000種類以上の商品を交換可能

個人的にはAmazonギフトカードとの交換がコスパ良いと考えています。

いずれにせよ、どうせインベスコ世界厳選株式オープンを長期保有するなら少しでも有利になる証券会社を選択しましょう。短期的には大きな差ではないかもしれないけど、長期的に見るとバカにできないくらい大きな差が生まれます。

是非、検討してみてください。既に他の証券会社でインベスコ世界厳選株式オープンを保有している人も、松井証券にそれを移管すれば還元を受けることができますからご安心を!!

運用管理コストを下げることも大切ですが、固定費を抑えることも同じくらい大切です。

ただ、全てを節約すると幸福度が下がります。食費や娯楽費がその最たる例です。だから、節約するなら、幸福度が下がらない固定費を見直すべきです。具体的にいうとそれは住宅ローンです。

住宅ローンの金利を見直すだけでトータルで200万円以上返済額を抑えることができます。検討しない手はありません。ただ住宅ローンの借換は非常に手間がかかります。

しかし、あるサービスを活用すれば住宅ローン借り換えに掛かる手間を半分以下にしてくれます。詳細は以下の記事にまとめています。

さらに、お金は使ってなんぼです。お金はあの世にもっていけませんから(笑)

個人的には、資産運用で得た利益は旅行に使っています。お得にリッツカールトンやシェラトンなどのラグジュアリーホテルに泊まる方法も記事にしておりますので、是非ご覧ください。



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