こんにちは。かわ吉です。
最近のかわ吉は、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信やグローバルAIファンドをべた褒めしてきました。これらのファンドの比較対象としてインベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジ>(毎月決算型)をかませ犬にして(笑)
ということはインベスコ世界厳選株式オープンは良くないファンドなの??
いいえ。AB米国成長株投信やグローバルAIファンドが優秀なだけであって毎月決算型の中ではかなり優良ファンドだと思います。
そこで今回は私がさんざんかませ犬にしてきたインベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジ>(毎月決算型)の魅力TOP3を解説します。
今回の記事を読んでいただくと以下のメリットがあります。
インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)のメリットが3つ分かる
このファンドに自分が投資すべきか判断できるようになる
この記事が読者の方の資産運用に役立てば幸いです。
ではいきましょう。
①20年超の圧倒的な運用実績
このファンドの設定日は1999年です。
このファンドの特徴は毎月決算型で20年超の実績を持つ唯一の世界株式ファンドです。
主な投資方針は以下になります。
『成長・配当・割安』の3つの条件を満たす最強の企業へ投資するファンドです。
20年以上この投資方針に従って生き残ってきたということはかなりの信頼と実績になると思います。純資産も950億円とAB米国成長株投信やグローバルAIファンドと比較すると少ないですが、十分な水準なので長期保有を検討している投資家も安心して保有できると思います。
20年超の運用実績は信頼の証です。純資産も十分であるから安心して長期保有できるファンドの1つです。
②徹底された分散投資
このファンドの投資対象国はしっかり分散されています。
アメリカ株式が約50%を占めて残りはその他の先進国の株式で組まれているよくある世界株式型のポートフォリオですね。
セクター別については以下になります。
よくあるポートフォリオとしては、情報技術の比率が一番高いのがあるあるですがこのファンドは金融セクターが最も組み入れ比率が高いファンドとなっています。成長率だけを考えれば情報技術を多く組み入れれば良いですが配当・割安というテーマも考慮すれば金融セクターが上位に組み込まれるのは至極当たり前かもしれませんね。
ただ全体としてはセクターがしっかり分散されているので投資家としては安心して保有できるポートフォリオになっているのではないでしょうか??
最後に組入銘柄TOP10を見てみましょう。
金融がTOPセクターでありながら、上位2銘柄はマイクロソフトとグーグルでしたね(笑)金融セクターは比較的、景気の影響を強く受ける業界ですから個別銘柄のボラティリティ(変動幅)は大きくなる可能性が高いです。そのことを考慮すれば強靭な経営基盤があるGAFAMのマイクロソフト・グーグルが上位に組み込まれていることでファンドのバランスが保たれているのかもしれませんね。
国とセクターはしっかり分散されていてOK!組入セクター1位が金融であることは気になるが、組入比率上位2銘柄がマイクロソフト・グーグルなので安定感は抜群!!
③毎月決算型ありながら大幅なタコ足になっていない
毎月決算型ファンドはたこ足分配になりがちです。
タコ足分配や毎月決算型のデメリットについては以下の記事で解説しています。
たこ足分配ファンド:分配金を安定させるかわりに投資元本を切り崩してしまうことファンドのこと
元本を崩して分配金を支払うので投資信託の値段である基準価格はどんどん下がっていきます。だからたこ足分配ファンドの特徴としては基準価格が圧倒的に低いことが挙げられます。
分かりやすく説明するためにインベスコ世界厳選株式オープンと運用歴の長い毎月決算型ファンドの基準価格を比較してみましょう。
毎月決算型で20年超の運用実績がありながらインベスコ世界厳選株式オープンの基準価格は9,000円台をキープしています。一方、その他の代表的なたこ足分配ファンドの基準価格は2,000円を切っています。ブラジル株式ツインαファンドの基準価格なんかは400円台です。これは国内投信の中で一番低い基準価格ではないでしょうか??
このファンドについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。
毎月決算型で基準価格が安定しているということは分かったけど、それは一体何を表しているの??
分配金を出しているのに基準価格が安定しているということは分配金の原資の大半は運用益から出ている証です。
元本を取り崩して受け取る分配金は安心して使えないですよね。だって受け取った分配金の大半は自分の投資資金なわけですから。あくまでも定期預金の利息のように安心して使える分配金は運用益から出たものに限ると思います。
だからこのファンドは、毎月決算型でありながらバランスよく分配金を支払っているということになります。安心して使える分配金が欲しい投資家には最適なファンドの1つでしょう。
そして分配金が安定しているのも魅力の1つですね。
2017年1月以降の分配金は、150円を一度も下回っていません。その分、元本払戻金もあったとは思いますが安定した分配金が欲しい投資家にはうれしい実績ですね。
毎月決算型で20年超の運用実績がありながら基準価格は9,000円台をキープしている優秀なファンド!!無理やり多くの分配金を出して投資家を釣るたこ足分配ファンドとは大違い!!2017年12月以降は分配金が安定しているのも魅力的!!
まとめ
今回は、インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)の魅力TOP3を解説しました。
その魅力は以下の3つでした。
①20年超の圧倒的な運用実績
②徹底された分散投資
③毎月決算型ありながら大幅なタコ足になっていない
悪いファンドではないんですが、最近は優秀な予想分配金提示型ファンドであるAB米国成長株投信やグローバルAIファンドの商品の優位性が高まりすぎて影が薄くなっています。。。
このファンドに投資した方が良い人の特徴としては、、
アメリカを中心とした世界株式に投資しながら毎月分配金を元本を若干崩してでも安定した分配金を受け取りたい投資家
だと思います。
ニーズが『安定した分配金<運用益から出す分配金』である投資家は、予想分配金提示型ファンドで今のところは十分かなと思います。
あと、このファンドの信託報酬は、年1.903%と投資信託の中では高めとなっております。『コスト高=悪いファンド』とは思いません。コストが高くても良いパフォーマンスを発揮しているファンドもたくさんあります。
問題は、『投資家はコストの高い優良ファンドをお得に運用できる証券会社を知らない』ということです。
結論から言うと、その証券会社とは『松井証券』です。
以上。お役に立てれば嬉しいです。
いくら人気ファンドを選んでも再投資か受取型かでパフォーマンスの差は○○万円になる可能性があります。しっかり比較した上て自分がどちらを選ぶべきなのか考えてみましょう!!人気ファンドであるグローバルAIファンド(予想分配金提示型)でとりあえず比較してみました。
予想分配金提示型ファンドの王道であるアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコースでも比較してみました。