経済の話

【現役銀行員が語る】銀行で資産運用する際に信用できない担当者の特徴 TOP3

こんにちは。かわ吉です。

前回、銀行で資産運用するメリットについて解説しました。

ただ、このメリットを享受するためには『良い担当者』に出会うことがマストです。

でも『良い担当者と良くない担当者の見極めができません!!』と感じる人も多いと思います。

そこで今回は、現役銀行員であるかわ吉が銀行で資産運用をする際に信用できない担当者の特徴を3つご紹介します。

この記事を読んでいただくと、銀行で資産運用をする際に安心して長く付き合える担当者を見極めることができるようになります。

ではいきましょう。

面談して5分以内に商品パンフレットを出してくる

よくある流れとして、銀行や証券会社のローカウンターに案内されて資産運用の担当者を紹介されます。

ここで気を付けないといけないのは、ローカウンターに案内されて5分以内に商品のパンフレットを出してくる担当者には要注意です。

資産運用にはリスクが伴います。リスクとうまく付き合わないと大きく値下がりしたところで資産を売却して損をしてしまうことも多々あります。だから、自分の許容範囲内のリスクを取って資産運用するのがベストなんですが、リスク許容度は人によって違います。

そのリスク許容度を決めるのは、あなたの環境です。家族構成や資産、年齢、ストレス耐性などがこの環境に該当します。リスク許容度を決める5つの要素は下記の記事でまとめています。

担当者が5分以内であなたのリスク許容度を計るのはほぼ不可能です。それなのに商品パンフレットを出してくるということは、あなたのリスク許容度を超える商品を案内している可能性があります。

そしてリスク許容度を超えた商品で資産運用をすると予想以上の損失を被る可能性があります。

そうならないためにもあなたのリスク許容度を超える商品を案内してくる担当者には注意しましょう。とりあえず5分以内に商品パンフレットを出してくる担当者は信用しない方が良いです。

あなたのお金にしか興味を持っていない

あなたの目の前にいる担当者が、『あなた自身』に興味があるのか『あなたのお金』に興味があるのかはしっかり見極めましょう。

『あなたのお金』にしか興味がない担当者は、あなたのお金のことしか聞いてきません。たとえば、『この預金のお使い道はお決まりですか??』などは良く聞かれると思います。

リスクとうまく付き合う方法として、長期運用は有効です。長期運用をするためには、その投資資金の使い道が基本的にないということが大切です。だから、運用の原資となる資金に使い道がないことを担当者がヒアリングすることは大切です。

ただそれ以外のことを一切聞いてこない担当者は、あなたのことをしっかり考えていない可能性があります。

さっきの『5分以内にパンフレットを出してくる担当者』のところでもお伝えしたように、リスク許容度は、あなたのお金だけから判断することは不可能です。

使い道がない資金であることは大前提ですが、お金のこと以外に聞いてこない担当者が案内してくる商品は、あなたのリスク許容度と合っていない可能性がありますから注意してください。

やたら売買を勧めてくる

これは既に資産運用を始めている人で、担当者が異動などで変わった時に注意して欲しいです。

ネット証券などでは投資信託の売買手数料は無料になりつつありますが、銀行や証券会社では金融商品の売買時に手数料がかかります。投資信託であれば、約定代金の3%(税別)などが買った瞬間にかかります。

この3%はかなり高くて、売買を繰り返すと銀行や証券会社は儲かりますから、この回転売買を強く勧めてくる担当者も多いです。

このような担当者にも要注意です。あなたが、短期的な取引を希望しているのであれば話は別ですが、そのような意向がないのに短期で回転売買を勧めてくる担当者はあなたのことよりも手数料を圧倒的に優先しています。安心して長く付き合える担当者ではないでしょうから距離を取りましょう。

まとめ

銀行の資産運用担当者は玉石混合です。安心して付き合える担当者もいれば、自分の成績しか考えていない担当者もいます。

前者であれば銀行で資産運用をするメリットを享受できますが、後者の場合は幸せな結果にならない可能性が高いです。

最悪の結果にならないために、良くない担当者は徹底的に避けていきましょう。

ではまた

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