経済の話

【これもやるとすべてが台無し!!】積立投資を失敗する方法とは??

2021年5月15日

こんにちは。かわ吉です。

積立投資は、比較的誰でもできてリターンの再現性も高い投資手法だと思います。

ただ簡単に始められる投資手法ではあるけどある意味一番難しい投資手法だとも思っています。

それはなぜかというと、積立投資で将来の大きなリターンが約束されているのは『長期間に渡って積立投資を継続すること』ができた人だけだからです。

この『継続』が何より一番大変なんです。『継続』できないと、積立投資も失敗してしまう可能性があります。

本日は、この『継続』を邪魔する要素3つご紹介します。

この記事を読むことで、『継続』を邪魔するものが何なのか分かり、その対策も打てるようになります。明るい将来のために積立投資はするものですから、それを邪魔するものは入口の段階で排除しておきましょう。

積立をする原資がなくなる

人生には様々なイベントが発生します。例えば、就職・結婚・出産・気子どもの教育・住宅購入・退職・介護などがあります。これらのイベントには費用がかかります。

出所:日本FP協会

つまりは、年齢によって必要な費用は変化していきます。今の状態がこのままずっと続くことを前提に積立投資ができると思ってはいけません。たとえば、就職直後に月5万円の積立投資ができているから安心していたら、結婚して配偶者が退職して生活費を自分の給料のみで対応しないといけない状態になるとこれまで積立投資に回していた5万円を生活費に回さないといけなくなる可能性があります。

このような状態になると積立投資を継続することがかなり難しくなります。

お金は有限ですから、すべてに拘るといくらあってもお金が足りません。なので、自分が人生において何にお金を使って経験したいのかを明確にする必要があります。

でも自分が何にお金を掛けたいのか分からない!!という人も多いと思います。その場合は、保険と携帯料金から見直しましょう。これらは精神的なストレスがないコスパの良い節約になります。私もこれらを見直したことで月に3万円の節約に成功しました。

携帯料金の見直しであれば楽天モバイルがオススメです。データ使用量が1GB以内であれば携帯料金は0円です。他のキャリアにはない料金体系で、徹底的に携帯料金を押さえたい人にはオススメです。

ついつい利益確定したくなる

利益を確定させるためには、保有している投信などを売却しないといけません。含み益は、絵に描いた餅ですからね。

ある程度、投資期間が長くなってくると含み益が大きくなっても売却して利益確定したいという気持ちは薄れてくるのですが、はじめのうちはついつい細目に利益を確定したい欲求に負けてしまう人も多いです。

ましてや、含み益が5万円あって欲しいものの値段が5万円前後であれば、利益確定する明確な理由もありますから売却してしまうと思います。

この欲求にまずは勝たないといけません。そのためには、何のために積立投資をしているのかという目的を再認識することです。でも再認識するだけで継続できるなら誰も苦労しません。

完璧な対策としては、人間の欲望に蓋をするのはしんどいですから、利益確定したい欲求を叶える投資も同時にすることです。俗にいうサテライト投資ですね。

これに適しているのは、FXや株式の短期売買や仮想通貨だと思います。これらは私も経験済ですが、積立投資とは違ったスリルと楽しみがあります。

特にFXなんかは、スマホ画面と常ににらめっこしてひたすら取引していましたね。はまる人が多い理由も分かります。積立投資とはまったくの別モノです。

このような投資でその欲求を満たしてみるのも良いですね。ただあくまでも遊びの範囲内でやることをオススメします。

FXであれば『DMM.com』は申し込みが簡単5分で完了します。

他人のパフォーマンスが気になって投資商品をコロコロ変える

ここ最近はアメリカ株ブームになっています。ネットや書籍でもアメリカ株に関するものが増えてきたと思います。

確かに直近10年のアメリカ株のパフォーマンスは絶好調です。

このチャートはS&P500種指数の2010年以降のチャートです。綺麗な右肩上がりのチャートです。アメリカ株のイメージは、私も含めてですがこの10年間の印象が強いと思います。ただアメリカ株にも低迷する時代があったことは忘れてはいけません。

これは2000年から2010年のS&P500種指数のチャートです。2000年から2003年にかけて株価は下落し、2003年から株価は上昇しましたが2008年のリーマンショックで株価は元の水準に下がりました。この期間投資していた人からすれば絶望の10年間ですよね。

アメリカ株は低迷していましたが、この期間はBRICsにお金が集まっていたんです。アメリカ株の低迷に我慢できずに、このタイミングでBRICsに切り替えた人は、2010年以降はBRICsが低迷しましたので最悪の投資パフォーマンスになっています。

短期的な投資パフォーマンスばかり気にして投資をすると値上がりしているものに投資して、値下がりしたところで売却して別の資産へ投資する流れができてしまいます。『株は安く買って高く売る』のは基本ですが、見事に逆をやってしまいます。

とはいえトレンドは誰でも気になるものです。ただ長期投資に関しては、短期的なリターンを気にする必要はありません。であれば、長期投資をする商品については、トレンド関係なしで安心して投資できる商品を選ぶのが良いです。

それは例えば、徹底的に分散投資を自動でやってくれるロボアドバイザーやファンドラップが有効です。これらの商品に投資すれば、運用にかかる手間を徹底的に排除できます。詳しくは以下のリンクからご覧ください。資産運用の理想の最終形態です。

まとめ

積立投資は、始めやすくて成果の再現性も高い投資手法ですが、『継続できる』というのが大前提の投資手法です。ただ『継続』が一番難しくて積立投資も失敗してしまう人も多いんです。

この『継続』を邪魔するものは3つありました。それらは積立の原資がなくなる・ついつい利益確定したくなる・他人のパフォーマンスが気になって投資商品をコロコロ変えるでした。

これらの対策としては、積立の原資を作るために節約をする・利益確定したい欲求を叶えるためにサテライト投資を同時に行う・トレンドに流されないように徹底的に分散された商品で運用するが有効です。

明るい未来を実現するために、それを邪魔するものは徹底的に排除していきましょう!!

以下のような記事も書いています。

投信のエントリーモデルである『投資のソムリエ』について解説しています。下落局面の際は心強い味方になる投資信託です。

今からアメリカ株投資を始めても遅くないかということについて解説しています。結論としてはもう遅いと思いますが対策もあります。

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