こんにちは。かわ吉です。
こちらは後編ですので前回のブログをご覧になられていない方はまずはこちらからご覧ください。
分散投資のポイントは以下の二つです。
①長期的に資産価値の増大が期待できる資産へ投資すること
②価格の動き方が異なる資産を組み合わせる
この2つのポイントを押さえた資産とは、、、
株式と債券
です。
なぜ世界の株式や債券に投資すると良いのでしょう??
個別の企業を見ると業績が赤字の企業もたくさんあります。ただ世界全体で見ると企業全体は利益を出し続けています。
今回のコロナ禍で赤字の企業も増えましたがそれでも全体で見ると黒字になっています。
企業の利益と株価の動きは連動します。
だから株式とは、長期的に資産価値の増大が期待できる資産なんです。
ただ株式を長期保有するのって結構難しんです。
なぜなら株価は大きく変動するからです。
長期的に見れば株式のパフォーマンスが良いのが分かると思います。
ただ2008年のリーマンショックで外国株式は▲53%、日本株式は▲41%と大暴落しています。
このような大きな下落に耐えらえれず途中で売却をせざるを得ない人もたくさんいるんです。
このような時に役立つのが債券です。
債券とは何か??
債券に関しては以下のブログにまとめていますのでご覧ください。
債券を買うということは、一言でいうと、『企業や国にあなたのお金を貸す』ということです。
貸したお金なので、期限(満期)になればお金は返ってきますし、貸していた間の金利も受け取ることができます。
これも株式と同様、個別の企業で見れば、倒産して借りたお金は返せない企業もたくさんあります。
しかし、債券市場全体で見ると利息の受取額も大きいことから全体ではリターンが積み上がっているんです。
このように株式や債券を持てばしっかり右肩上がりに資産価格が上昇するからこの2つの資産を持つべきと言われているんです。
それに加えて、株式と債券の組み合わせが良い理由は、分散投資のポイントである価格の動き方が異なる資産を組み合わせる点も満たしています。
このように分散投資のポイントである価格の動き方が異なる資産でもあるので分散の意味があります。
ただ、最近は株式や債券の動きが異ならないケースが増えてきているんです。
本当に株式と債券だけで分散は大丈夫??
以前は株式と債券は異なる動きをすることが多かったですが、最近は少し事情が異なってきています。
たとえば、○○ショックのときはほとんどの資産が下がります。
2008年のリーマンショックのときを見ていただくと国内債券を除くほとんどの資産が下落しています。
理由として考えられるのは、世界がグローバル化したことで良くも悪くも影響を受けてしまうということもありますが、大きな理由としては為替と金利が考えられます。
○○ショックの時は、為替が円高になる傾向があります。なので、債券価格自体は上昇しているケースが多いのですが、為替が債券価格の上昇以上に下落してしまうことでトータルリターンがマイナスになってしまうんです。
これは、アメリカ人の感覚にはない日本人独特のリスクになっていると思います。
あとは、金利も大きな問題です。
長期的な分散投資のポイントは資産価格の上昇が期待できることですが、超低金利時代に突入した今、債券のリターンが今後も上昇し続けるかどうかは非常にあやしいところです。
では今後の資産運用はどのようにしていけばよいのでしょうか??
オルタナティブ運用も併用しよう
オルタナティブ運用とは、株式や債券などの伝統的な資産ではない新しい投資手法です。
このオルタナティブを株式や債券に加えて資産運用していくことが今後は重要になると思います。
オルタナティブ運用ってヘッジファンドがよく使う運用手法でもあります。
本日は具体的なヘッジファンドの運用手法を2つご紹介します。これを知ることでオルタナティブ運用について理解がしやすくなると思います。
①トレンドフォロー戦略
これは上昇トレンドや下落トレンドを収益化する運用手法です。
下落トレンドでは、空売りなどを行い相場が下がれば儲かるポジションを取るなどします。
②ロング・ショート戦略
ロング=買い(相場が上がれば利益)、ショート=売り(相場が下がれば利益)ということであり、
買いと売りを同時に行い利益を獲得する投資手法です。
詳しくはこちらをどうぞ!!
ロング・ショート / 大和アセットマネジメント株式会社 (daiwa-am.co.jp)
このような運用手法を取り入れることで、動きの違う資産を組み入れていく方法が今後は有効になると思います。
ただ、このような運用を個人で行うのはかなり難しいと思います。
そこで検討していただきたいのがファンドラップです。
ファンドラップはブログでまとめていますのでご参考ください!!
まとめ
為替や低金利の影響で日本人の資産運用はかなり難しくなってきています。
従来の分散投資では、市場の動きに対応できないリスクもあり今後は、オルタナティブなどの資産も組み入れながら分散投資をしていく必要があります。
一括投資をする際は、ファンドラップなどある程度プロにお任せできるサービスを使い時代にあった分散投資をするのも今後は有効な手段になると思います。
ではまた
本日のおすすめ書籍はこちら!!