こんにちは。かわ吉です。
2023年4月時点の投資信託・資金流出入額トップ・ワースト10が『Ma-Do』より発表されました。
今回は、資金流入TOP10と流出TOP10をそれぞれ整理してみようと思います。
他の投資家が売却しているからといって必ずしもその流れに従う必要はありませんが、自分が保有しているファンドの動向は追っておいて損はないと思います。
この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。
ではいきましょう。
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資金流入TOP10～世界のベスト強すぎ～
まずは多くの投資家から資金を集めたファンドをチェックしてみましょう。
インベスコ世界厳選株式オープン(為替ヘッジなし・毎月決算型)が、資金流入ランキングで堂々の第1位となりました。なんと、2023年4月だけで547億円も資金が流入しました。本当に強すぎ。
これは毎月インカムを狙いたい投資家がたくさんいることの証左ですね。(実際は、野村證券や大和証券の営業マンが他の投信から乗り換えをさせているだけかもしれませんが。。。)
2位と3位は、eMAXIS Slimシリーズがランクインしました。この辺りのファンドはつみたてNISAを通して多くの投資家が投資する王道ファンドです。今後も安定した資金流入が期待できそうです。5位の楽天・全米株式インデックスファンドも同様のことが言えますね。
4位のティー・ロー・プライス米国中小型株式ファンド Bコースについては、2023年4月から運用されている新しい投資信託です。ぶっちゃけ今のところ、そこまでパフォーマンスは良くないので大手証券会社が新作投信として売りまくっているのかもしれません。
5位のピクテ・バイオ医薬品F(毎月決算型)為替ヘッジなしコースについては過去の記事で解説しましたので、詳しくは記事をご覧ください。
7位のダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコースについては、昔から人気のある毎月分配のファンドです。長期的には減配しながらも毎月の分配金を維持しています。
分配金の質ではなく、量に拘りたい投資家は検討の余地があるかもしれません。
8位と9位は、レバレッジ型のベアファンドです。2023年4月に投資した人は今頃、丸焦げになっています。残念ながら。。。
レバレッジ投資は当たれば大きいですが、外れた時の反動も大きいのでほどほどにしましょう。
10位の日本高配当リバランスオープンについては、2005年3月に設定された老舗ファンドです。このファンドの投資対象は日本株で、日経平均500種平均株価採用銘柄を予想配当利回りの高い順にランキングし、上位の70銘柄程度を投資対象にします。(日本株版のSPYDといったところでしょうか？？)
さらに組入銘柄の投資比率は均等になっています。
インカムについては、2010年7月以降、3か月に1回分配金を出し続けています。直近の分配金利回りは、約14％程度です。毎月分配ではない点が玉に瑕ですが、悪くない分配金利回りですね。
ちなみに日本株が好調ということもあり、このファンドの基準価格はきれいな右肩上がりになっています。
資金流出TOP10～アライアンスバーンスタイン米国成長株投信は売られる～
次に多くの投資家が売却したファンドをチェックしてみましょう。
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の全4コースのうち、B・C・Dコースがランクインしてしまいました。これらの解約代金がどこに向かったかは分かりませんが、C・Dコースについてはこれ以外のインカムファンドに流れたかもしれません。可能性が一番高いのは、インベスコ世界厳選株式オープンといったところでしょうか？？
その他のランクインしたファンドの特徴としては、日本株といったところですね。日経平均もかなり上昇しましたから、利益確定売りだと考えられます。
3位のグローバルＥＳＧハイクオリティ成長株式ファンド（為替ヘッジなし）は、純資産が9,521億円もある巨大ファンドでした。こんなに大きいファンドなのに全く知りませんでした。。。
10位には投資のソムリエがランクインしています。このファンドはリスク許容度が低めの投資家には最適なファンドの１つです。ただ、動きが良くも悪くも穏やかなので、株式市場が活況なときは大きな機会損失になりそうです。
このファンドについて詳しく知りたい方は以下の記事をごらんください。
長期的な視点で投資しよう
今回は、2023年4月の資金流出入額トップ・ワースト10ファンドについて解説しました。
このランキングはあくまでも2023年4月の1か月間のみのランキングです。つまり、あくまでも短期的なデータということは忘れないでください。
投資の基本は長期＆分散投資です。今回のランキングを見て急激な不安に駆られた人は要注意です。あなたが不安を感じる理由は、あなたのポートフォリオが偏っている、もしくは短期目線になり過ぎているからです。仮にそうなっているなら、投資金額を少なくするか別の商品への分散投資してください！！
お金以外に面白いことは世の中にたくさんあります。短期投資や集中投資で神経をすり減らすのは非効率的です。今までのところ、投資は時間を味方に付ければ、誰でもある程度の資産を築けることを歴史が証明しています。
気長に投資しながら熱中できるものを探しましょう！！
ただ『お金以外に好きなものはない！！お金自体が趣味なんだ！！』という人もいらっしゃると思います。
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ちなみに私はファイナンシャルプランナー1級(学科試験の合格率は10％程度と難関！？)のホルダーです！！その時の勉強方法については以下の記事で解説しています。