こんにちは。かわ吉です。
今回は、中国・台湾・韓国などの先進国よりの新興国ではなく、今後も人口増加が期待できるインドやブラジルなどの株式が投資対象であるかつ質の高いインカムを狙えるピクテ・グローイング新興国株式ファンド(毎月決算・予想分配金提示型)の魅力TOP3についてまとめてみようと思います。
このファンドの詳細は以下の記事で解説済です。
端的に言うと、このファンドは個人的にかなり役に立つファンドだと考えています。特に、アライアンスバーン米国成長株投信や世界のベストなど米国や先進国の株式比率が高い投資家にとって最適な投資先になる可能性があると思います。
この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。
ではいきましょう。
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①長期投資も可能
このファンドは長期投資も可能です。
なぜなら、このファンドは労働人口が拡大している国注目しているからです。
基本的に人口が増加傾向にある国は、経済成長率も高くなる傾向があります。そうなれば、必然と経済規模も大きくなるわけですから、その国の企業は儲かりやすくなります。つまり、株価は上昇しやすいですよね。
米国は先進国の中で唯一、人口が増えている国です。なおかつ法整備も整っていますから、投資家が安心して投資できる環境だと言えますね。
新興国は、法整備の面では先進国に及びませんが、人口増加率で見ればアメリカを上回っています。そのように考えれると、法整備や政治経済が安定すれば、株価も安定的に成長する可能性もありますよね。
ただ、メインは米国株や先進国株であくまでもサブ的なポジションで考えた方が良さそうです。
②投資対象が偏っていない
新興国は、先進国よりカントリーリスクが非常に高いです。
カントリーリスクは、国際的なビジネスや投資において特定の国に関連するリスクや不確実性を指します。たとえば、政府の政策変更、法的な規制の変更、国内の紛争や戦争、テロリズムの脅威などが挙げられます。
これにより経済的なリスクも高まります。国の経済成長率、インフレーション率、財政健全性、為替レートの変動などです。
カントリリスクは、投資パフォーマンスに大きな影響を与えるので、これらのリスクを適切に評価し、戦略を立てる必要があります。
つまり、新興国に投資する際はしっかり分散投資することが大切です。
このファンドは、投資の基本である分散投資がしっかりされています。
まずは投資対象国を見てみましょう。
1つに国に対する投資比率は15%以下で抑えられています。投資対象エリアも南米・アジア・アフリカとしっかり分散されていますから、特定のエリアで事件が起こってもリスクを抑えることができます。
次に組入銘柄などを見てみましょう。
業種については、金融・資本財・素材などに若干の偏りがありますが、大きく経済発展している国に必要なものは金・モノですから、この偏りは仕方ないかもしれません。
ちなみに、組入銘柄数は2023年5月末時点で109銘柄となっていますから、集中投資ではなさそうです。
しっかり分散投資することで新興国株の特有のリスクをコントロールするように心掛けている印象です。
③設定タイミングが良い
このファンドの設定タイミングは良いと考えています。
そもそも新興国は良くも悪くも先進国(特に米国)の動向に大きく左右されます。
だから、いくら新興国自体の景気が良くても、米国の金融政策ですべてを壊しかねません。
米国の金利が上昇して米ドル高になれば、米ドル債務の多い新興国の財政状況は悪化します。そうなれば、その国の通貨は下落します。つまり、為替面で損をします。さらにそれによりインフレ率が高まりすぎると消費を減少させますから、企業業績にも悪影響を及ぼします。
そのように考えると、米国の金利上昇と新興国の相性は良くないと考えて良いでしょう。となれば、新興国株投資の対的な投資タイミングとはいつでしょうか??
それは、米国の金利が高止まりしてこれから利下げに転じるタイミングだと考えています。
新興国と先進国の金利差が大きくなれば、新興国通貨の魅力が高まります。(ここ数年は、金利差が縮まっていたので同水準の金利であればわざわざリスクの高い新興国通貨ではなく、米ドルを持つ方がリスクが低いと考える投資家が多かった。)
最近の相場環境を見ていると、米国の利上げはほぼ最終局面で今後は利下げに転じる可能性が高いと考えています。
そうなれば、今は新興国株への是t妙な投資タイミングと言えるかもしれません。(あくまでも長期的な視点で見れば)
しかも、このファンドは予想分配金提示型となっています。予想分配金提示型とは基準価格に応じて受け取れる分配金が決まる仕組みです。
ちなみにこのファンドの分配方針は以下になります。
基本的に基準価格が10,500円以上にならないと分配金は狙えないと考えてよいでしょう。
となれば、設定直後に大きな下落に直面すると基準価格が回復するまで分配金は狙えません。だから、予想分配金提示型は設定されるタイミングがとても重要です。
2023年4月に新規設定されたピクテ・グローイング新興国株式ファンド(毎月決算・予想分配金提示型)は、絶妙なタイミングで設定されたと言えます。
現に、設定後の基準価格も右肩上がりになっています。
今後が楽しみなファンドの1つです。
まとめ
今回は、【期待値高い】ピクテ・グローイング新興国株式ファンド(毎月決算・予想分配金提示型)の魅力TOP3について解説しました。
魅力TOP3は以下になります。
①長期投資も可能
→人口が増加傾向にある国に投資することで長期的な経済成長も期待できる
②投資対象が偏っていない
→カントリーリスクを抑えるために、しっかり分散が効いている
③設定タイミングが良い
→米国の利上げが最終局面である、最高のタイミングで設定された
このファンドは最近見かけたファンドの中で、一番ワクワクしているファンドです。
ただ、いくら将来有望で分散投資が効いて設定タイミングが良かったとしても、新興国株はリスクが高いです。そのように考えると、このファンドをメインにするのは危険です。あくまでもベースは、アライアンスバーン米国成長株投信や世界のベストで固めて、トッピングとしてこのファンドを活用すればOKだと考えています。
以上、お役に立てればうれしいです。
このファンドの分配金報告記事を書いています。
アライアンスバーン米国成長株投信や世界のベストの分配金報告記事も書いています。